奥多摩湖サイクリング

鳩ノ巣で一泊して奥多摩湖へサイクリングへ行った記録

鳩ノ巣渓谷

鳩ノ巣渓谷

2011年8月27日 雨が降り出してもおかしくない曇天のもと、ランドナーで奥多摩に向かった。
前日に降った雨の名残で、多摩川サイクリングロードには、所々水たまりが残っている。

本日は会社の先輩と二人で走る。

何年か後に定年を控えた先輩であるが、デビュー間もないフレッシュなロードレーサーでもある。ランドナーに比べて、路面状況にシビアなロードレーサーを先導することに不安をおぼえながら、ペースを抑えてペダルを回していく。

私がまたがるのは、前後の泥よけを外してしまったアルプス製ランドナーだ。自転車ツーリングはしばらくご無沙汰だったが、会社の自転車乗りたちに誘われて復活しつつある。先月は三浦半島を一周してきた。今日は多摩サイの上流に行ってみたいというロードレーサーと共に奥多摩湖を目指す。

2011年8月・奥多摩湖サイクリング(詳細へ)轍 Wadachi により作成】

一日目は鳩ノ巣渓谷の民宿で一泊。
二日目、民宿の広間で朝食をとっていると、窓の外から待望の日差しが。昨日は曇天と標高で涼しく、自転車走行としては楽だったが、やはり夏らしい日差しが欲しかった。道路の照り返しと、流れ落ちる汗で目を細めて走るくらいがちょうど良い。

奥多摩駅から少し勾配が増したが、一泊しているので余裕がある。9時前に奥多摩湖到着。

ここでデジカメのバッテリーが切れてしまう。しばらくツーリングに行っていなかったためか、手抜かりが多い。前回の三浦半島サイクリングでは、途中でGPSの電池が切れた。

写真は撮れなかったが、そのまま湖畔を進み、奥多摩周遊道路の料金所跡まで行った。これまでにも何度も足を運んだ場所だ。二十歳前にこの先の風張峠に挑戦して敗退したことを思い出す。

バイトで貯めた金で初めて買った自転車は、八王子にあったショップ・メイドの確か 
“squirrell(リス)" という名前が付いた赤いランドナーだった。いま所有しているアルプスはランドナー三代目だ。

だからといってランドナーの「パーツ」とか「フォルム」とかにこだわりがあるマニアでは、ぜんぜんない。

要は、自由気ままな自転車が好きで、幼い頃からの刷り込みか、自転車といって思いつく理想の形がランドナーであったということ。

風張峠アタックは次の機会にということで、そこから引き返した。往路とは道をかえて吉野街道を下った。クルマも少なく走りやすかった。

多摩川の河口付近まで帰ってきた頃には、すっかり夏らしい青空が戻っていた。


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Posted by movinow