雪が降って【否応なく】通勤ラン復帰
昨日、実家の母から電話があり、マラソン後の体調はどうだ、脚が痛くてかなわん、などという会話の中で、明日は雪になるみたいよ、という言葉があった。テレビがないので、iphone のwethernews を起動してチェックすると、確かに降雪の予報が出ている。
雪の中を自転車通勤は、自殺行為に等しい。さあ、どうするかと思案したが、とりあえず起きてから考えることにして寝た。
今朝、起きてベランダの外を確認すると、予報通りの雪景色が広がっていた。車道はまだ白くなっていないが、溶けかかった氷の結晶が路面を覆っていることは確実で、この時点で自転車通勤はなくなった。
となれば、通勤ランしかあるまい。
マラソンの後遺症を考慮しなければ、この程度の雪は通勤ランナーの障害とはならないのである。さいわい、あれほどひどかった大腿の筋肉痛も、今朝はだいぶおさまっている。痛みはあるが、膝を曲げることが可能だ。その場で脚を動かしてみても、会社まで走っていけそうだと思えた。
対積雪用の通勤ラン装備というのがある。背負ったランバックの中身をビニール袋に入れるというのは雨の日と変わらない。特別な用意が必要なのは、足回りである。
靴下をはいた左右の足それぞれをコンビニ袋に突っ込む。その上からもう一枚の靴下をはく。そしてランニングシューズをはく。これで完ぺきである。
完全防水かつ、1時間程度のランであれば、つま先が冷たくなることもない。べちょべちょの雪だまりだろうと、踏破可能になる。
雪の日の通勤ランで注意しなければならないのは、滑って転ばないようにすることのみだ。雪に慣れていない東京人は歩くだけでも危ないのだから。特に曲がり角は、走って曲がろうとすると100%すっ転ぶというのは、実証済みである。
ランキャップをかぶって、ネオプレーン製の手袋をはめたら、いざ出勤!
子供の頃に、朝起きて積もった雪を見て感じた「驚き」や「ときめき」は、いつの間にか色あせてしまった。それは大人になって、雪が引き起こす苦労や危険や冷たさを知り、その連想が頭を占めて、雪そのものを見ることができなくなっているからではないか。
通勤ランの途中で撮ったデジカメの写真を見返して、そんなことを考えた。
いつもより時間はかかったが、思った以上に走れた。すっ転んで怪我をすることもなかった。
良かった、良かった。
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