清涼バジルと濃厚トマト・ピラフ【積乱雲を見上げて走った】
絶好のランニング日和につき、午後から土手の道を走りに行った。
小一時間、往復およそ 10kmを走り、図書館で予約していた本を借り受けてきた。
走り始めて30分、橋で折り返す。止めどなく流れ落ちる汗が眼に入るのをぬぐいながら腕を振る。
走る道の向こうに巨大な積乱雲が立ち上がっている。
青空に明確な輪郭を描いて重層する積乱雲は、見ていてあきることがない。まさに見とれながら走った。
空に浮かんだ巨大な存在感は、身体的な苦しみを相対化させるのだろう。
炎天下のもと、心拍を上げて走り続ける苦しさが、いつの間にか跡形もなく消えていた。
夕食は、ベランダのバジルを使った料理を考える。
大半を刈り取ってバジルペーストにするつもりなのだが、手順が少し面倒で、重い腰を上げられないでいる。
圧力鍋を使い、トマトのピラフを作ってみることにする。前に圧力鍋でエビピラフを作って、とてもうまくできた。
具材はいつもの塩豚、冷凍してあったぶなしめじ。バジルはみじん切りにして最後に混ぜる。そしてパルミジャーノレッジャーノを入れことによって、リゾットに近いものになった。
米 1.5合、トマト、バジル、塩豚、冷凍ぶなしめじ、インゲン、バター 10g、ニンニク、パルミジャーノレッジャーノ
圧力鍋で塩豚をじっくり炒めてから、バターとニンニクを入れる。トマト、インゲン、ぶなしめじを入れて軽く炒める。
トマトを木べらでつぶしながら炒め、洗った米を入れる。
水をひたひたに入れ、フタをしてピンが上がったら3分間で火を止める。自然冷却後にふたをあける。
チーズとバジルを入れ、塩と胡椒で味をとのととのえたら出来上がり。
トマトと塩豚の旨味に、リゾット的なパルミジャーノレッジャーノのコクがきいて、ひとことで言えば『濃い』に尽きる。
濃厚なピラフに、多めに入れたバジルの清涼感がとてもよく合う。
爽やかに晴れ上がった青空をバックに見上げた重厚な積乱雲と、
バジルがの香りがきいた濃厚なトマト・ピラフ、
どちらも素晴らしかった。
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