骨付き鶏肉のトマトバジル・パスタ【仕事を残しても帰らねばならない時がある】
ひとり暮らしで自炊をしていると、食材の入手と保存について、腐心する場面がおおい。自由な時間がたっぷりある学生ならまだしも、勤め人であればなおさらだ。
仕事が詰まって残業を余儀なくされればスーパーの営業時間には帰ってこられない。
それを見込んで休日に買いだめをすれば、調理もできないような真夜中まで仕事がある日もあり、そういう日が続くと冷蔵庫の食材でも傷んでしまう。野菜はどうにかなるが、肉や魚がやばい。冷凍保存は解凍が面倒だ。
今日も、昨日から引きずった仕事が21時を過ぎても終わらなかった。
しかし冷蔵庫には、賞味期限が昨日で切れた骨付き鶏肉があった。この時期に賞味期限を二日過ぎるのは、だいぶ賭けの要素が強いと思えた。
よし仕事はリスケだ。最低限の達成はクリアしたので切り上げることにした。
汗まみれになって通勤ランで帰宅し、シャワーを浴びる。時間も遅いので手間のかからない圧力鍋で勝負をかける。
骨付き鶏肉、トマト缶、バジル、ニンニク、唐辛子、パスタ、トマト
トマトはスライスしてバジルの葉のみじん切りとレモン果汁で和えてサラダにする。
圧力鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクと唐辛子を弱火で炒める。
賞味期限を過ぎた鶏肉は流水で良く洗う。ヌルヌルした肉汁を洗い落とせば、においとしても合格だ。圧力鍋に入れ、ひっくり返して表面の色が変わるくらい加熱する。続いてカットトマト缶を入れ、バジルの茎を香り付けにのせて、フタをして加圧20分間。
出来たソースの半分をフライパンに移して弱火で煮詰めていく。同時にパスタを茹でる。
茹で上がったフィットチーネとバジルの葉を入れて、ソースとよく混ぜる。皿に盛り、取り分けておいたバジルの葉を散らしたら出来上がり。
平たいフィットチーネは、スパゲティと同じ量をひとくちで頬張ったとしても、舌の上でより軽く感じる。
鶏肉は少しパサついてしまったが、圧力鍋を使った時点で、骨を含めてスープを取るのがメインだったので仕方がない。余すところなく、骨もほとんど食べられて良かった。
トマト、ニンニク、唐辛子、オリーブオイル、バジル、という定番の強さが際立ったパスタであった。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません