舞茸とパルミジャーノのパスタ
休日、ケインと部屋にいると、猫の『寝子』たる由縁がよくわかる。
涼しくなってからは、私の膝の上に居座ることが多いのだが、時に色めきだつことがある。
今朝、ケインが臨戦態勢をとった相手はベランダに飛来したヒヨドリだった。
睡蓮鉢で水浴びをするのを目撃したことはあるのだが、今日は水浴びではないようだ。観察すると、ベランダの手すりから植木鉢に何度も往復しながら、ランタナの実をついばんでいるのだった。
あんなものも食べるんだ。
色が変わっていくことから「シチヘンゲ」という名を持つこの花は、路傍に咲く花から実を摘んでベランダの植木鉢に撒いたものだった。植えっぱなしで特に愛でたということはないのだが、ヒヨドリを呼び寄せるとは意外だった。
今日は舞茸をパスタで味わう。
べーコーンの代わりに塩豚を、そしてパルミジャーノ・レッジャーノを使った。ベランダのプランターからはイタリアンパセリを摘む。
舞茸、塩豚、パルミジャーノ・レッジャーノ、キャベツ、パスタ、ニンニク、唐辛子、イタリアンパセリ
フライパンのオリーブオイルにニンニクと塩豚を入れて火を付ける。塩豚に火が通ったら唐辛子と舞茸を入れて炒める。パスタの茹で汁を入れて、少し煮てソースとする。
茹で上がったパスタと、おろしたパルミジャーノを入れたらよく混ぜ、皿に盛ったらイタリアンパセリのみじん切りを散らす。
パルミジャーノのコク、塩豚の旨味、舞茸の香り、ニンニクと唐辛子の風味、渾然一体となった秋のパスタであった。
まあ、年中作れるけどね。
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