赤城山も雲の中
越後駒ケ岳に登った翌日は、そのまま東京に帰るのはもったいなくもあり、かといって次の日は仕事があります。あまり遅い時間になると帰り道の渋滞も気になります。
ということで同僚が選定したのが群馬の赤城山でした。赤城山とは複数の山頂の総称だということで、今回は大沼の湖畔から黒檜山(くろびさん 1,828m)と駒ケ岳(1,665m、今日も駒ケ岳!)を巡るコースを歩きます。4時間ほどで、百名山のひとつを踏破できるお手軽コースです。
これはまったくの偶然で驚いたのですが、この日は「赤城山ヒルクライム大会」が行われていたのです。
午前11時前、私たちがクルマを停めた駐車場の近く、この広場がレース前に選手が預けた手荷物の返却場所のようです。すでにレースは終わり、撤収に入っていました。
レースを終えて下っていく選手たちがちらほらと。私もいつかは挑戦してみたいですね、ヒルクライムレース。そういえばこの夏はほとんどロードバイクに乗れませんでした^^;
黒檜山への登山口です。すぐにけっこう急な登りが始まります。トレッキングポールを短く握ってガンガン登っていきます。
ひと汗かくと見晴らしの良い場所に出て、出発した大沼を望むことができます。この日も山は雲に覆われていましたので、これが一番の眺めとなりました。
黒檜山の山頂は、小さい子供をつれた家族を含めておおにぎわいでした。ここまでの登りでも、小学校の低学年ほどのキッズがお父さんにはっぱをかけられて登っていました。勾配はそれなりにありますが、距離が短いので小さな子供でチャレンジできる百名山です。
ちょっと腰を下ろして、行動食のナッツをひとつかみ食べ、水を飲んだらすぐ出発します。
帰りは隣の駒ケ岳を経由して大沼に戻ります。
空の青さと陽射しがない分、木々の緑や紅葉もくすんで見えます。残念。
赤城駒ヶ岳の山頂は、小さくひっそりとしていました。ここでも白い雲に覆われ、眺望はありません。
昨日登ったのも「駒ケ岳」ということで、疑問に思ってちょっと調べてみると、Wikipedia には20もの「駒ケ岳」が載っていました。
ここからは一気に大沼まで下っていきます。急な斜面には階段が整備され歩きやすかったです。所々に頑丈な鋼鉄の階段もあり、工事現場のようで山にはちょっとそぐわないような気がしましたが。
けっこう急いで歩いたので予想タイムを1時間半ほど短縮して駐車場に戻ってこられました。
皮肉にも、クルマに乗って関越自動車道に向かっていると、とてもいい天気になってきました。
道は一面の畑の中を進んでいくのですが、そこでは見たこともない作物が栽培されています。これだけ大規模に栽培されている作物なのに、見覚えがないというのは納得できません。
ここでハタと気づいて iphoneでググってみます。やはりそうでした。群馬の名産物といえば「こんにゃく」です。私が目にしていたのは、こんにゃくの地上部分だったのです。この歳になるまでこんにゃくの真の姿を知らなかったのは不覚としか言いようがありません^^;
この後は高速の渋滞もなく、明るいうちに東京に戻ってくることができました。家の前まで送ってくれた同僚に感謝です。この同僚とは、次の山行についてすでに話が出ています。次は日帰りで山を目指す予定です。
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