ケララカレー【手作り用かつ本格カレーセット】
明日から連休という週末の夜。会社から早めに帰れた。ということでカレーを作った。
一人暮らしを始めて自炊をするようになった最初のころから、カレーは主要なメニューのひとつだった。月に2回は作った。ほとんどは市販の辛口ルーを使ったチキンカレーだ。玉ねぎをじっくり炒めて、ニンジンはマスト。ジャガイモはその時の気分で入れたり、入れなかったり。十分に美味しかったので、それ以上凝ったことをする気にはならなかった。
今日は、たまたま売り場で目にした、エスビー食品の「手作り用ケララカレー」というセット(香辛料等が入っている)を使って作ってみる。同じような香辛料のセットでトムヤムクンを作ったことがあり、とても美味しかったのを思い出した。
パッケージの裏に書かれた作り方にできるだけ忠実に作ってみる。
変更点: リンゴ1/2 ⇒ 高価だったので省略、 ブナシメジ ⇒ 美味そうだったので追加
鳥肉は骨付き、玉ねぎとニンニクはみじん切りに、ニンジンとセロリと生姜はすりおろしに。
カレーセットの中身
カレールウ
ブイヨン
炒め用スパイス
煮込み用スパイス
辛味スパイス
香りスパイス
鍋に油を入れて、強火で鳥肉の表面に焼き色を付けてから、いったん取り出しておく。
鳥肉から出た油に炒め用スパイスを入れてから、玉ねぎとニンニクを投入。弱火で15分、しゃもじを動かしながら炒める。
次いでニンジン、セロリ、生姜のすりおろしを加え、もう10分間、水分を飛ばすように炒め続ける。
野菜の水分が飛んだら、取り出しておいた鳥肉を戻し、水 750ml、ブイヨンと煮込み用スパイスを入れて、20分間煮込む。ここでブナシメジも投入。
いったん火を止めてカレールウを溶かし、10分ほど煮込んだら、最後に辛味スパイスと香りスパイスを加えて、もうひと煮立ち。完成!!ごくろうさん!
食べてみると確かに辛いのだが、それほど辛さは感じない。カレーを食べて、鼻に抜ける香りに特徴がある。スパイスの複雑な広がりと、爽快なエッジが効いて、レトルトはもちろん、ルウやカレー粉だけで作るカレーとも、明らかに一線を画する美味しさだ。カレーをカレーたらしめるスパイスの一つ一つをたどっていくと、これは歴史もからんだ奥行きの深い話になるのだろう。スパイスというのが「カレーに凝る」要素であるのは間違いない。
今日のレシピで特徴的だった、すり下ろすというのは、野菜のすべてを余すところなく利用する調理法である。うまみを抽出するための加熱時間を短縮するという意味もあると思う。これまで、すりおろすといったらダイコンや生姜、長芋くらいで、生食しやすいようにリンゴの皮をむくのと同じ調理法にすぎなかった。すりおろしてから加熱するというのは、繊維質の多い野菜にはとても有効な調理法であるな。たとえば、いつものパスタなどにも応用できないだろうか。
カレーはまだ半分以上残っている。翌日のカレーの美味さは、言わずもがな。はっきり言って、ルンルンである。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません