とろとろ牛スジカレー【新兵器投入】
今日は午後から天気が回復して日が差し始めたので、歩いて図書館まで往復した。
風は冷たいが、温かい日射しに照らされて輝くススキの穂を眺めながら、土手沿いの道を 3km あまり歩いた。
右臀部に張りと鈍痛を感じた。右足の中指も踏み出すごとに疼く。これは、ちゃんと医者に診てもらわなければならないかもしれない。
抽選に外れた東京マラソンの代わりにエントリーした勝田マラソンまであと2ヶ月間ほどだ。本来であれば 20km や 30km くらいの距離を一度に走る練習をしてしかるべき時期だとは思うのだが。来週になっても痛みが長引くようなら、有休をとって医者に行こうかと思案する。
脚の筋を痛めたなら、スジを食べると治りが早いのではないか。
ということで、今晩は牛スジを煮込んだカレーを作った。牛スジの煮込みには、必殺の圧力鍋を使用したわけだが、今日は我がキッチンに、圧力鍋にまさるとも劣らない強力な新兵器を投入した。
牛スジ、ニンジン、タマネギ、ぶなしめじ、ニンニク、長ネギの青い葉、カレールー
ニンジンは乱切り、タマネギはくし切りにする。それぞれの 2/3 をみじん切りにして、牛スジと一緒に煮込んでいく。ここで新たな文明の利器『フードプロセッサー』の登場である。
固いニンジンも、あっという間に微細なみじん切りになってしまう。
涙無しでは作れないタマネギのみじん切りも、30秒とかからず、この通り。
いくら自炊をするといっても、ひとり暮らしの狭いキッチンでフードプロセッサーは無用の長物かとも思えたが、実際に使ってみて、導入して正解だということがわかった。
- みじん切りというのは、手間のかかるものである。その手間を一気に省くというのは当たり前だ。
- そして、みじん切りというのは、材料が多いほど、注意深くやってもまな板のまわりに飛び散ってしまうものである。フードプロセッサーには、そこら中に飛び散った細かい欠片を掃除する手間が一切ない。フードプロセッサーの容器自体を洗う必要はあるが、こちらの方がずいぶんとたやすい。
- そして、みじん切りというのは、材料が多いほど、広い場所を必要とする。小さいまな板では、やりづらいのだ。その点、フードプロセッサーは専有面積当たりの作業効率が非常に高い。フードプロセッサーが場所をとるというのはあくまでも保管についてであり、調理する現場では、まな板と包丁よりずっとコンパクトに作業できる。
フードプロセッサーは、『手間を省き』、『後片付けを楽にして』、『場所もとらない』ということになる。初期投資はかかるし、用途も限られているが、圧力鍋と同じく、自炊をするならひとり暮らしのキッチンにあってもおかしくないツールだと思う。
タマネギのみじん切りを弱火で炒める。木べらで混ぜながら、水分が飛んで色が変わるまで気長に炒める。ここで中華鍋を使ったのは失敗だった。いくら弱火でも焦げやすいのだ。底が厚いフライパンの方がよいだろう。
牛スジは下茹でをしてから圧力鍋で加圧する。
長ネギの青い葉の部分と一緒に 5分間茹で、流水で良く洗った後、一口大に切り分ける。
圧力鍋に牛スジと水 300mlを入れ、10分間加圧して自然冷却。
炒めたタマネギ、みじん切りのニンジン、乱切りのニンジン、ローリエ2枚を入れ、再加圧。今度は20分加圧する。
残りのくし切りタマネギ、ぶなしめじを入れて、再々加圧は3分間。
水を 400ml 加え、カレールーを溶かす。弱火で10分ほど加熱して、とろみが出たら出来上がり。
カレールーは辛口を使ったのだが辛さはほとんど感じず、コクの強い、まろやかなカレーとなった。
小さくなった牛スジを舌にのせると、まさにとろける柔らかさだ。ニンジンもタマネギもしかり。
汗をかきながら食べるようなスパイシーなカレーもいいが、こういうじっくりと味わうカレーもいい。明日以降、もっと美味くなっているはずなので楽しみだ。どうアレンジしようかな。
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