【ANCHOR RL8】真夏の首都圏を周回して墓参り

今日はお盆の墓参りへ行った。

いつもは電車に乗って池袋の駅改札で父と母と待ち合わせをするのだが、今回はせっかくなのでRL8 を駆って行ってみた。

必然的に交通量の多い幹線道路を走ることになる。あまり気乗りはしないが、こういうコースを走る慣れも必要だ。日曜日であることが救いとなるか。

走ったことのない道なので、ルートラボで作ったルートを GARMIN の Edge 800J に転送してナビゲートする。

多摩川サイクリングロードを丸子橋まで上がって中原街道から環八へ入る。往路は環八をメインに走った。信号で停まるたびに暑さを強く感じ、ボトルの水を一口飲む。休日でクルマが少なめだったのか、特に走りづらいという場面はなかった。

途中で小さなミスコースを何回かして池袋駅に着いたのが１１時、待ち合わせの時間にどうにか間に合った。

「プラザ駐輪場」に自転車を停めて着替える。料金は 150円、なかなかいい施設だった。

炎天下の墓参りを終えた後、いつも立ち寄る和菓子屋二階の軽食処で昼食をとった。

駅前で父と母と別れた後、復路は逆方向に向かい、皇居から第一京浜を目指すつもりが、サイクルコンピュータのナビがあやふやで池袋駅のまわりを迷走する。いまいち使い切れていない。

桜田門から皇居のお堀を眺める。皇居のまわりは、言わずと知れたジョガーの聖地だ。

私がこの道を走ったのは、今から３０年前、高校生の時だ。靖国神社近くの都立高校へ通っていた当時は、フィジカル的な運動活動とは無縁で読書好きのやせっぽちだった。体育の時間に皇居を走るという伝統は、辛いだけで、まるでありがたく思えなかった。

走ることに目覚めたのは大学に入ってからだ。部活動として、春と秋に皇居マラソンがあった。１年の時は最後尾で先輩からケツを叩かれて走っていたのだが、２年になると上位で走れるようになれた。その時の格好は、道着を着て、裸足で走るという、ランナーとは似ても似つかないものではあったが。私の現在の礎は、この時期に出来上がったものだ。

東京マラソンの時に近くを通ったが、皇居の周回コースは３０年近く走っていない。今度、ぜひ走りに来てみようと思う。

桜田門から国道１号に入り、品川手前で第一京浜に入れば、そこからは一本道だ。真夏の首都圏周回コースはなかなかキツいものだった。あまり走りたいコースではなかったが、若き日の皇居ランニングを思い出したのは良い出来事だった。