夏だ!炎天下を走れ!
ついにこの日が来た。申し分のない快晴の下で苛烈な日差しが降り注ぐ。文句のつけようがない真夏日。着ていたランニングシャツは走り始めて3分で脱いだ。左手にランニングシャツ、右手にデジカメを握って、上半身裸、短いランニングタイツで腕を振る。気合いは充分だ。
河口に向かって左岸を行く。ちんたら走っているママチャリを抜き去る。
左岸の河口付近。小学生くらいの頃、電車に乗ってハゼ釣りに来た場所だ。ハゼはいくらでも釣れた。護岸の斜面に突き出た配水管から黄色い排水が勢いよく流れ出し、夕方には、たぶん酸欠状態になったのだろう、河面一面に無数の小魚がぴょんぴょんと顔を出し始めた。それを帰ってきた釣り船の舳先から大きなタモ網ですくっていた情景が思い浮かぶ。
すぐに来た道を引き返す。今度は橋を渡って右岸の河口を目指す。
2mほどもある向日葵がぎっしりと実のつまった巨大な頭を垂れている。
右岸の道は細い。すれ違うのは数台の自転車のみ。
中天の太陽が放つ日射が肩を焼くのがわかる。しかしこの身体の内部からも、それに釣り合うくらいの発熱が続いている。おのれの意志で脚を動かしている間は大丈夫だ。外気の暑さと身体内部からの熱さの微妙な均衡点を走り続ける。ランニングタイツはびっしょり濡れ、脚を伝わった汗はランニングシューズの中を濡らすほどだ。
右岸の河口付近。
行き止まりの道を引き返す。まだ終わりじゃない。でもだいぶきつくなってきた。
2時間近くをランニングに費やした。途中で水分補給なしはまずかった。最後はへろへろだ。
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