【見た目残念、味も残念】ひじきとトマトのペーストでパスタ
昨日作った晩飯についての詳細をここに記すにあたって、少なからず躊躇があったのは事実です。
はたして見た目も残念、味も残念だった晩飯を晒して誰得?かと。
それでも私がやらかした失敗を見て笑い、そこから何かしら学ぶことがあるかもしれないと思い、いつものように書いてみることにしました。
事の発端は、ひじきを使ってパスタを作ろうと考えたことです。ひじきのペペロンチーノがとてもおいしいことは知っていましたので、これをもっと推し進めてみたらという考えが頭に浮かんだのです。
そしてパスタといえばトマトでしょう。トマトソースのパスタを食べなれた私の舌が、そうささやきました。
いま思えば、ここが道を踏み外した瞬間なのかもしれません。
【ひじきとトマトのパスタ】ひじき、ミニトマト、ひよこ豆、にんにく、唐辛子、パスタ、オリーブオイル、塩、胡椒
【豆のサラダ】キドニービーンズ、パプリカ、きゅうり、亜麻仁油、レモン果汁、塩、胡椒
亜麻仁油小さじ2、レモン果汁小さじ2、塩小さじ1/2、胡椒でドレッシングを作り、キドニービーンズとパプリカときゅうりをあえて冷蔵庫に入れておきます。
さて、ひじきとトマトでパスタを作ろうと考えたときに、そのままオリーブオイルで炒めたのではつまらない、ここはもう一ひねり加えたい、という欲求が芽生えたのでした。
それは、これまで長年自炊をしてきた百戦錬磨の自炊erとしての技量を誇示してみたいという奢りだったのかもしれません。
あるいは、先日書きましたが、最近はまっているPeaceful Cuisine ☆ Ryoya – YouTube の影響を受けて、かぶれてしまったのかもしれません。
どちらであるにしろ(両方です^^;)、身の程をわきまえない自炊erは、ひじきとトマトをフードプロセッサーにかけてペースト状にしたものをパスタソースにしようと考えたのでした。
ボリュームと栄養価アップをかねて、ひよこ豆なんかも一緒に入れたらどうだろう。
このときは、なんて素敵な思い付きだろうと感じていました。
フードプロセッサーに、
- 黒々として鉄分ミネラル豊富なひじき
- 真っ赤に熟れたミニトマト
- ホクホクに茹で上がった黄色いひよこ豆
を入れました。
ここで写真を1枚撮ります。調理前と調理後の写真を並べてわかりやすくするというのがモットーなのです。三色のコントラストが映えて、なかなかいい感じです。
この瞬間までは何の疑いもなく信じていました。私の自炊erとしての腕前を、そしてヒラメキを。
そしてスイッチオン!!
ガーガーガー
なんじゃこりゃああ!!
私の世代ならおなじみの、あの松田勇作の名セリフが心の中で響き渡ります。
ひじきが、トマトが、ひよこ豆が…変わり果てた姿は、とても食べられる代物には見えません。
ひじきさん、トマトさん、ひよこ豆さん、ごめんなさい。そんな気分です。
('A`)
しかしいつもでも懺悔の涙に暮れていても仕方ありません。ここまできたら後戻りはできないのです。
みんなの命を無駄にしないためにも、オラに先に進む力をくれ!!
ということで、おそるおそる味見をしてみました。
見た目ほどではないですが、味も残念です。エグいとうか、なんというか、表現のしようがありませんが、とにかく残念です。
そこで塩を小さじ1弱入れてもう一度回してみます。これでだいぶまともになりました。
さあ、次はパスタの準備です。
フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくと唐辛子を炒めます。そこに残念なペーストを投入、弱火で加熱しながらなじませます。
いつものようにパスタを茹で、フライパンで残念なソースとあわせます。よく混ぜても、やっぱり残念ですね。
白い皿に盛ると残念さに拍車がかかったような気がしたので、急いでベランダのプランターからバジルを摘んで真ん中にのせてみました。
ここで、これを読まれている方にお願いがあります。
真ん中にある緑のバジルをよーく見つめてください。
そこに精神を集中させ、やわらかいバジルの葉が放つさわやかな香りを想像してください。決してその周りに目を向けてはいけませんよ。
しかし遠目からの全体ショットでこの場を終わらせるとしたら、あえてこの顛末を記した目的を達成することができないということに気づきました。
そこでフォークでパスタを巻いた、いつものショットをドン!
芥にまみれているとしか見えない見た目はともかく、味はそんなにヒドイものではありません。ひじきの香りは、姿を変えてもパスタにあいます。
しいて言えば、トマトの酸味が中途半端でした。トマトをまったく抜きにするか、あるいは逆にトマトソースをメインにしてひじきを後ろに隠すかにした方がよかったと思われます。ひよこ豆の必然性もありませんでしたね。
テレビで観たのか、ネットの動画で見たのか忘れましたが、さまざまな食材をジューサーにかけて、罰ゲームとして飲むという企画がありました。
皆さんもジューサーとかフードプロセッサーの「魔力」には十分に気をつけてくださいね。
(無理にフードプロセッサーを使わなければ、同じ食材でももっとうまく出来たと思います。そして実は残念なペーストがまだ半分残っているのですが、これはカレーとかトマトソースの隠し味(隠したい味?)にしようと考えています)
この彩り豊かな豆のサラダも、もしフードプロセッサーにかけたとしたら…
そんなことは誰もやってみようと思わないですが、考えるだけで恐ろしいですね^^;
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