テンペとししとうの照り焼き丼
菜食寄りの食事をするようになってからまだ日は浅いのですが、これまで気にもかけなかった食材を色々と試す機会が増えました。鶏肉とか豚肉を食べなかったら何を食べたらいいのか、食べるものが半減するんじゃないかと以前の私なら考えたと思いますが、実際は正反対だったということです。
ひよこ豆やキドニービーンズなどの豆類やズッキーニなどの野菜類、ファラフェルのような異国のレシピを知って、ネットや図書館で借りた本で調べてみると、他にも未知の食材やレシピはごまんとあり、その多様性は私なんかの乏しい想像力をはるかに超えた広がりがあるようなのです。
今日はそんな未知の食材のひとつ「テンペ」を使ってみます。
「テンペ」とは、インドネシアの伝統食で、大豆などの発酵食品ということです。大豆の発酵食品といえば日本では納豆を思い浮かべますが、テンペはブロック状の塊で、匂いやクセがほとんどないそうです。
最近では普通のスーパーでも手に入るという情報があり、いつも利用している近所のスーパーを探していたのですが、確かにありました。
買い求めて家に帰ってパッケージを開けると、大豆をぎゅっと固めたようなブロックが出てきました。
想像していたより小さな塊だったので、ちょっとテンションが下がりましたが、これを照り焼きにしてみます。
【テンペとししとうの照り焼き丼】テンペ、ししとう、万能ねぎ、醤油、みりん、日本酒、一味唐辛子
【小松菜とミョウガの和え物】茹でた小松菜、ミョウガ、シソ、塩、酢
【豆のサラダ】茹でた大豆、白花豆、キドニービーンズ、たまねぎドレッシング
【その他】茄子のぬか漬け
茹でた小松菜は、刻んで塩もみしたミョウガとシソをあえて酢をたらしました。
テンペは1cmくらいの厚さに切り分けます。包丁で簡単に切れるやわらかさで、口に含むと淡い大豆の香りがします。
中華鍋に油をひき、やわらかいテンペはお玉でかき混ぜると崩れてしまいそうなので、箸でひっくり返しながら弱火でじっくり焼きました。
いったんテンペを取り出し、ヘタを落として切れ目を入れたししとうを炒めていきます。
ししとうを軽く焦げ目が付いたらテンペを戻し、醤油小さじ2、みりん小さじ2、日本酒小さじ2のあわせ調味料を加えます。とろみがついて絡んだら火を止めます。
いつもの玄米ご飯を丼によそい、テンペとししとうをのせ、鍋に残ったタレをまわしかけ、刻んだ万能ねぎと一味唐辛子を少量振りかけて出来上がりです。
他には、よく漬かった茄子のぬか漬けと、豆のサラダを出します。
淡白なテンペは、照り焼きの甘辛いタレともよくあいます。
撮った写真をこうして見てみると、たしかに鶏もも肉のようにも見えますね。
しかし味に「肉」のフェイクを求める食材ではないと思いました。味はやっぱり大豆です。
茹でたまんまの大豆に比べるととても淡白で、消化もいいのではないでしょうか。
大豆に比べると割高なような気がしますが、すぐに生でも食べられる気楽さがよいですね。他にも試してみようと思います。
余談となるかもしれませんが、炒めたししとうがとてもおいしかったです^^
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません