越後駒ケ岳(2,003m)は雲の中だった
先週末は新潟へ登山に行ってきました。
金曜日に会社から帰って準備を整え、深夜過ぎにレンタカーで東京を出発しました。今回は会社の同僚と二人旅です。
山行の立案からクルマの運転までその同僚にお任せして、私はお気楽な同行者であるのは、前回巻機山や苗場山に行ったときと同じです。
最初は八海山を計画していたのですが、天候が思わしくないということで越後駒ケ岳を登ることにしました。クルマは登山口がある枝折峠(しおりとうげ)を目指します。
※出発時にGPSの電源を入れ忘れたのでログが途中から始まっています。
細くクネクネ曲がった国道を通って枝折峠の駐車場にたどり着いたのは午前5時でした。天気はご覧のとおり、小雨まじりの曇天です。雨具を着て6時に登り始めました。
今回は新たに LEKI のトレッキングポールを導入したので使ってみます。
登りはじめから周囲に高い樹木はなく、晴れていれば見晴らしが期待できそうなのですが、いかんせんこの天気です。雨は降ったりやんだりで、雲の中を登っていくような感じです。
この1日の中で一番見晴らしがきいたのが、この写真程度でした。これも山の素顔なのですね。
すでに紅葉が始まっていました。陽射しがあれば深みのあるグラデーションを目にすることができたでしょうね。残念です。
雲の中の山頂で同僚にシャッターを押してもらいました。
こんな天気にもかかわらず、大人数の団体さんが先着していました。ガイドさんがいろいろ説明しています。その話の中で、NHK BS「グレートトラバース」で田中陽希さんが頭にのせて写真を撮っていたのがこの鐘ですと、山頂の標識につるされた小さな鐘を指差しました。おお、確かにそんな場面がありましたね。
山頂に近い山小屋でお昼にしようと考えていたのですが団体さんが休んでいたので、座っておにぎりをひとつ食べただけで下山することにしました。
手をついて四つんばいで登るようなガレ場を下るときに、特にトレッキングポールが役に立ちました。足を着く場所が不整地でバランスを取りたいときに絶大な効力を発揮します。山に行くと都会の日常生活では想像もつかないような不整地ばかりなので、足が4本になるトレッキングポールの恩恵は大きいのです。1日トレッキングポールを使ってみて、これなしでは山に登れないと思うほど気に入りましたね。
数あるスポーツギアの中でも、実際に使ってみてその便利さに驚くという意味では、ロードバイクのサングラスに匹敵するほどのインパクトがあると思います。
登ってきた道をそのままトレースして下山します。後半のアップダウンに少し辟易しましたが、14時過ぎには駐車場に戻ってくることができました。ここで濡れた服を着替え、腹ごしらえをします。
今回は、涼しくなったこともあり、温かいものを食べようとガスコンロを持参してきたのです。20年近く前に自転車にテントを積んでツーリングをしていた時期がありました。そのときの道具が残っていたのです。
作るのは登る前にコンビニで調達したインスタントラーメンです。100円足らずのインスタントラーメンといえど、野外で作って食べる味は格別です。本当であれば山頂で食べたかったですね。
しかし悲しいことに、20年物のガスコンロの調子が芳しくありません。火をつけた最初のうちはゴーと音を出していたのですが、いつの間にか静かになってしまいました。火が消えているわけではないようです。しかしバルブをいっぱいに開いても火力は強くならず、沸騰手前でパワーダウンです。たぶん燃料のガスが劣化していたのだと思います。
仕方がないので同僚のガスコンロを借りて、どうにかラーメンを茹でることができました。
舌を火傷しそうな熱々のラーメンをすすりながら、とりあえずガスコンロは新調しようと心に決めました。
今回の山行の準備として、トレッキングポール以外にも、ザックや帽子やレインウェアーやヘッドランプなどを買い換えています。
一眼レフをザックのショルダーストラップに取り付けるホルスターも購入して使ってみましたが、なかなかいい塩梅です。
雨の中を歩き回って、特に濡れた脚が冷えてしまったので、次は高機能アンダーウェアが欲しいところです。
他にもいろいろ、あれやこれや… ああ物欲に歯止めがー^^;
この日は南魚沼市で1泊して、明日も別の山頂を目指します。
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