舞茸と鶏もも肉の鍋
今日は冷たい雨が一日中降り続いた。
期限が迫った仕事が佳境をむかえ、今日は否応なく休日出勤だった。
ランドナーで自転車通勤したのだが、これが裏目に出た。パラパラ降っていた雨あしが、本降りになる。
冷たい土砂降りの中を30分走り、身体が冷え切ってしまった。ランであれば、これくらいの寒さはまったく問題なかったはずだ。
帰りも雨は降り止まず。
近所のスーパーに立ち寄ったところ、露地物の大きな舞茸を発見。鶏肉と一緒に鍋にすることにした。
舞茸、鶏もも肉、厚揚げ、白菜、長ネギ、ポン酢、だし昆布
土鍋に水とだし昆布を入れて火にかける。沸騰してきたら鶏もも肉を加え、アクを取りながら弱火で煮る。
切って湯通しした厚揚げを加えて煮立ったら、舞茸、白菜、長ネギを入れてフタをする。
フタの穴から蒸気が噴き出して、しばらく煮たら出来上がり。
鍋は、私が自炊初心者だった頃に良く作ったメニューだ。
調理は簡単で、失敗する要因はなし。
多彩な食材を使えば栄養価にも優れる。
雑炊などで二度美味しく、すべてをいただいたという充実感もある。
調理と食事が同時進行するところに、日常から外れたアウトドアっぽい野趣がある。
丁寧に趣向を凝らした繊細なレシピを軽く超える実直さが鍋にはある。
舞茸を入れた鶏の水炊きは良く作ったので、懐かしい味だった。
ただひとつ注意すべき点は、舞茸は「煮る」べきだということだ。今回たっぷり入れた舞茸は、汁につからず蒸された状態だったが、加熱が不十分だった。舞茸は煮るのであれば、よく煮た方が美味いのだな。
自炊歴15年以上になっても知らないことはたくさんある。
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