
乱切り大根の辛ラーメン
冷蔵庫の野菜室に、けっこう前に買い求めた大根がありました。
これを「辛ラーメン」にあわせられないか、そんな思い付きが始まりでした。
大根とラーメン、あまり思い付かない組み合わせです。考えることは、ラーメンにあわせる大根の切り方です。
すりおろす
大根と麺の組み合わせといえば、「おろし蕎麦」がポピュラーです。大根のキリッとした辛みでさっぱりいただく、冷たいお蕎麦です。
薬味として「もみじおろし」があるくらいなので、大根の辛みと辛ラーメンの唐辛子の辛みは、意外とあうのかもしれません。
ただ今回は温かいラーメンを考えているので、トッピングとして大根おろしを加えると、スープが中途半端にぬるくなりそうです。
次に、大根おろしをたっぷり入れて煮た「みぞれ鍋」があります。このアプローチはどうでしょう。
過去に「鶏となめこのみぞれ蕎麦」をつくったことがありますが、甘めのやさしいお蕎麦になりました。
問題は加える大根おろしの量です。
インスタント麺を煮るだけの水分は減らせませんので、大根おろしの分だけスープが「水増し」になるわけです。パンチのありすぎる「辛ラーメン」であれば、良い結果を招くかもしれませんが、今回は採用を見送りました。




拍子切り、薄いいちょう切り
お味噌汁のアプローチです。
麺と一緒に加えれば、同じタイミングで茹でることができるはずです。
ラーメンにあわせるなら、これが一番無難だと思いますが、逆にちょっと面白みに欠けます。
そして、麺をすすっているうちに大根がスープに沈んで、最後にまとめて食べることになる懸念があります。




乱切り
これが一番考えづらいアプローチです。乱切りにした大根を麺にあわせるなんて…
しかし、今回は「乱切り」を採用しました。
大きめに切り分けた大根を「辛ラーメンの旨辛スープ」で煮込み、存在感のあるトッピングにしようという目論見です。
インスタント麺の茹で時間では乱切りにした大根には火が通らないので、あらかじめスープを溶かしたお湯で大根を煮てから麺を入れる手順です。
「インスタントラーメン」だからといって、必ずしも「インスタントにつくる」必要はないはずです。
| 辛ラーメン | 1袋 |
| 大根 | 3cm |
| 豚こま肉 | 50g |
| キムチの素 | 小さじ1 |
| 長ねぎ | 少々 |
| 水 | 550ml |


コクをプラスするために、豚こま肉と少量のキムチの素を使います。


大根は皮をむいて乱切りにします。皮も細切りにして使います。豚こま肉は大きいものを切り分け、長ねぎは小口切りにします。


鍋に大根と水を入れて火にかけます。


沸騰したら粉末スープ、キムチの素、豚こま肉を入れ、アクを取りながら煮ていきます。


10分煮たところで大根を味見してみるとしっかりと火が通っていたので、インスタント麺を加えました。


途中で麺をほぐしながら4分30秒煮たら火を落とします。丼に移し、長ねぎをのせてできあがりです。








あとあじ寸評
ほどよく煮えた大ぶりの大根は、旨辛スープとの対比で味と甘さが際立ち、辛ラーメンにのせても豚肉に負けない存在感があります。
10分煮ただけでは大根の中まで味がしみていることはありませんが、辛みの強いスープのいい口直しになります。
さらに保温調理を組み合わせれば、旨辛スープのしみしみ大根にすることもできるはずです。
あとあじ寸評(ChatGPT校正、拡張版)
ほどよく煮えた大ぶりの大根は、旨辛スープの赤い熱とは対照的に、淡く澄んだ甘みをたたえています。ひと口かじると、外側にはスープの辛みがまとわりつき、内側にはまだ白く素直な大根の甘さが残る。その二層構造が、思いのほか心地よい。
辛ラーメンのパンチのある唐辛子の辛さは舌に残りますが、大根はそれを受け止め、少しだけ丸くしてくれる存在です。豚こま肉の脂とも競り合うことなく、むしろ脂を洗うように後味を整える。麺をすすり、肉を頬張り、そして大根をかじる。その循環が、この一杯のリズムになっています。
10分煮では中心まで味は染み切りませんが、その「染み切らなさ」もまた魅力です。外は旨辛、内はほの甘いという対比が、口の中で小さなグラデーションをつくります。もし保温調理を加えれば、今度はしみしみの旨辛大根へと表情を変えるでしょう。けれど今回の乱切りは、あえて少し芯を残すことで、辛ラーメンの中にもう一つの温度をつくる役割を果たしています。
インスタントでありながら、どこか鍋物のような落ち着きもある一杯でした。























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