小粒カキフライとちっちゃなカニ
カキフライが食べたい。
という欲望を久しく忘れていたことに気づいた。生、鍋、パスタ、とカキの調理法を思い浮かべたが、フライとして食したのはずいぶん前で、正確にはいつだったか思い出せなかった。そう思ったら、無性に食べたくなり、スーパーの鮮魚コーナーで加熱用カキを物色。
しかし、今日に限って小粒のカキしか売られていない。フライ以外の調理法が頭をよぎったが、今日はフライでなければダメなのだ。うーんと一分ばかり思案したが、やはり初志貫徹すべし。
カキ、卵、小麦粉、パン粉、キャベツ、トマト、芹(おひたし)、椎茸とサバの水煮缶残り(味噌汁)
カキをさっと湯通ししてザルにあけたところ、小さなカニが出現。ネットで調べてみると二枚貝に共生する「ピンノ」というカニらしい。そういえばアサリの味噌汁でお目にかかったこともあるな。
ビニール袋を使って小麦粉をまぶす。溶き卵をくぐらせて、パン粉を付ける。やっぱりカキフライとしては小粒に過ぎるような気配が濃厚である。
色づくまで 180度で揚げる。もちろん揚げて膨らむようなことはない。
やはりカキフライはうまい
と再認識しかけたが、いかんせんインパクトがもう少し欲しかった。
これを「カキフライ丼」にしたら、どうだったろう。その時「カキフライ丼」にかけるタレとは? 丼の定義として、タレがしみこんだ丼飯だけでも十分成立するというのがあるとするなら、ウスターソースでもタルタルソースでもないような気がする。カツ丼路線で出汁と卵でとじるか。さて。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません