鶏胸肉のチリソース炒め【絶品コク&パンチ】
午後から短時間の間に降った大雨が空気中の粉塵を洗い流したからか、通勤ランでの帰り道、ひんやりとした夜気は澄み渡り、運河の水面に反射する街灯は、ハッとするほどくっきりとした輪郭をもって瞬いていた。流れる汗が、効果的に火照った身体を冷やしていく。いつもよりスピードを上げても、心拍の上昇の割には疲れを感じない。
真夏の熱帯夜とは真逆の、通勤ランには理想的な夜だった。
夕食は、昨日買い求めてあった半額の鶏胸肉をトマトケチャップと豆板醤で炒めてみた。これがなかなかの出来であった。
鶏胸肉、レタス、タマネギ、生姜、片栗粉、ケチャップ、豆板醤、醤油、酒
鶏胸肉は塩胡椒をしたのちに片栗粉をまぶす。タマネギ1/2と生姜はみじん切り、トマトケチャップ大さじ2、酒大さじ1、豆板醤小さじ1、醤油小さじ1、鶏ガラスープ顆粒少々を合わせておく。
ごま油で胸肉をひっくり返しながら両面に軽く焼き色を付ける。
鶏肉は、いったん取り出しておく。新たにごま油を大さじ1追加し、タマネギと生姜のみじん切りを炒める。
合わせ調味料を入れ、鶏肉を戻す。合わせ調味料を軽く煮詰め、鶏肉に良く絡んだら完成。刻んだレタスを敷いた皿に盛る。
多めのタマネギとケチャップの甘みとコクを、生姜のみじん切りと豆板醤のパンチが引き締める見事なバランス。
鶏胸肉もしっとりとやわらかかった。加熱しすぎないのが肝だろう。このメニューに関しては、脂の多い鶏もも肉よりも、さっぱりとした胸肉の方が向いていると思う。
少ない材料と、簡単な調味料でも、うまく料理すれば、外食するのと遜色のない、あるいはそれ以上の満足感を得られるのであるね。
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