【ナスをいぢる】唸り出した LANDISK を叩いたらファン交換になった
ナスといっても黒紫色の美味しい茄子の話ではない。
ネットワーク・アタッチット・ストレージ 【Network Attached Storage = NAS】
ネットワークに直接接続して使用する外部記憶装置のことである。外付けハードディスクと似ているが、ファイルサーバとしてのOSが組み込まれているので、単体でネットワークにつなげることができる。
パーソナルユースであっても、複数のパソコンを使う機会があればファイルを共有するメリットは大きく、大容量かつ RAID 等で冗長性が確保できる NAS を導入すれば幸せになれることは間違いない。
私が使っているのは LANDISK home HDL4-G1.0 RAID5 で 750G の容量のうち、写真・動画・iTune サーバーなどでおよそ 500G を使用している。
amazon の購入履歴を調べてみたら5年前に購入したものだった。
このナスが夏を迎えると唸り出すようになった。
音の発生源は冷却ファンらしく、クーラーの無い部屋で、明らかに室温の上昇が影響していた。時にはピーピーと異常を知らせるビープ音が鳴り始めることもある。筐体の側面を触ると、手を押しつけられないくらいに熱を持っているのだった。
気温が下がれば静かになるので何も手を打たなかったのだが、この数日、またうるさく唸りだしたので、今度こそはと手を打った、いや「手で打った」
調子が悪い機械を叩いてみるというのは、原始的だが、効果がある時もある。
しかし起動しているハードディスクをぶっ叩くというのは狂気の沙汰といえるのだが、とにかくその時は、あまりにうるさいので手のひらで冷却ファンがあるであろう筐体のてっぺんを強く叩いてみた。
繰り返し叩くと、あきらかに音が変わった。静まるどころか、唸りというあやふやな雑音だったものが、プロペラの風切り音のような確たる騒音になっていた。叩くのをやめてもおさまる気配はない。
こりゃたまらん、ということでネットで調べてみると、『LANDISK ファン交換』で情報が複数出てきた。LANDISK のファンがうるさくなるというのは、そう希有なことではないらしい。
ファンの代替品が amazon でも手に入ることがわかり、さっそく当日お急ぎ便で注文した。
HDL4、AINEX RSF-04 × 2、半田ごて、半田、自己融着テープ、プラスドライバー
半田ごてや自己融着テープは、小学生の時に電子工作で使ったものである。お小遣いを握りしめ、自転車を長時間漕いで秋葉原のラジオセンターに行ったのが懐かしい。
筐体の天井部分を外し、裏返すと、ファンが2基取り付けられていた。間近で見るとシロッコ型のファンの羽根には、埃がだいぶこびりついている。これが異音の原因であるようだ。
新しく購入したファンと並べて見比べると、旧:[DC 12V 0.10A]、新:[DC 12V 0.06A] の表記だけが異なっている。
ネット情報の通り、購入したファンは電源コネクタの形状が違うので、リード線を切ってつなぎ替えることになる。半田付けをしてから自己融着テープを巻き付ける。
元から付いていたビスとゴムのワッシャーで新しいファンを取り付ける。
はたして5年目を迎えた LANDISK は、ほぼ無音状態に戻った。
何年か後にまた唸り始めたら、早めに手を打とう。その時は手で叩くのではなく、ファンを掃除するという手を打とうと思う。
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