鶏ガラ極め出汁の雑煮
毎年、この時期は食材の値段が高くなる。
単価が上がるのもあるだろうが、まとめ売りをするのも原因だ。青菜の一束が普段の3倍くらいになっていたりする。鮮魚や精肉売り場では、ここぞとばかりに値の張る高級食材が陳列される。ということは買うお客もたくさんいるのだろう。
ひとり暮らしには、なかかな迷惑な話であるが、お正月であれば仕方あるまい。
雑煮用に鶏肉を買おうとしたが、ハレ気に充ち満ちた陳列棚に手を伸ばして、ふと手が止まった。陳列棚の一番上の片隅に、いつもと変わらない値札が付いた鶏ガラがあった。
これだ。圧力鍋で出汁を取れば、もも肉を入れるよりも美味い雑煮になるのではないか。
プラスして昨日作ったスペアリブ・スープの残りと、顆粒あごだしも加えてみた。子供の頃に食べ慣れた雑煮の味にはならなかったが、出汁のきいた美味しい雑煮となった。
他に、去年作って美味かったので紅白なますを作った。
鶏ガラ、椎茸、茹でホウレン草、スペアリブのスープ、顆粒あごだし、薄口醤油、ダイコン、ニンジン、柚子、塩、酢
鶏ガラは軽く煮てから流水で洗う。
鶏ガラを手でちぎって、圧力鍋に水 1000ml、長ネギの青い葉と一緒に入れ、30分間加圧する。
スペアリブのスープ、顆粒あごだし大さじ1、薄口醤油大さじ2、ダイコン、ニンジン、椎茸を入れて再度加圧1分間。
なます用に大根とニンジンを、包丁とスライサーを駆使して千切りにする。それぞれに塩小さじ1をふってしばらく置き、出てきた水をよくしぼる。
柚子1個分の皮と果汁、酢大さじ3を加えてよく混ぜる。
餅を焼いて汁を椀に盛り、茹でたホウレン草と柚子の皮をあしらって出来上がり。
子供の頃、正月の餅や雑煮はたいそうな御馳走だった。三が日の間、毎食雑煮でも良かったほど。
フニャフニャになった鶏軟骨や、とろける豚の三枚肉が入った、まさに「雑煮」となった。
正月の清々とした青空のように爽やかな紅白なます、チョロギとダイコンの皮の塩もみも美味かった。
寝正月だけじゃないと、ケインはベランダを吹き抜ける風に舞う落ち葉が気になってしょうがない様子だった。
雑煮の残りは、晩飯にお蕎麦になりました。ごちそうさまでした。
2017年・鶏ガラ出汁の雑煮と、猫飼いあるある漫画の勧め
投稿:2017年01月02日
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