極め出汁の舞茸牛丼スペシャル
今日は出勤だった。
会社の行き帰りを走り、通勤ランもどうやら復帰できたようだと思えた。ただ、年末年始の連休中、家であぐらをかいて座っていると、右臀部の外側が鋭く痛むのが気にかかる。立ったり、歩いたり、走る分には支障はないのだが。カイロプラクティックかマッサージの医院を探して、治療を受けてみようと思う。
晩飯に、少しだけ残った雑煮の汁をどうしようかと考えた。
汁として椀に盛るには少なすぎる。何かをこの出汁で煮て、ご飯にかけたらどうだろう。そこで、ひらめいたのが牛丼だった。
何せ、圧力鍋を使って豚のスペアリブと鶏ガラから抽出したスープと、顆粒あごダシの混合エキスである。それに牛肉の旨味が加わったら、と想像するだけで居ても立ってもいられない。
会社の帰りにスーパーの精肉売り場に立ち寄る。やはり牛肉はべらぼうに高い。思わず隣の「鶏胸肉 100g 39円」に手が伸びそうになるが、今日はどうしても牛(ぎゅう)でなければなるまい。一番安い国産牛の切り落としを買う。いつもはあるオージービーフなどがまったくないのは正月商戦の影響に違いない。
牛丼を作ろうと思い立った時点で、もう一つ決めていたことがある。一緒にゴボウを入れようと思ったのだ。しかし、見事に買い忘れた。代わりに、たまたま買ってきた舞茸を入れてみた。結果として、これが大正解だった。
他に、なますを作った大根の葉が冷蔵庫に放り込んであったので、椎茸と一緒に刻んで味噌汁の具としてみた。
牛肉、舞茸、タマネギ、生姜、大根の葉、椎茸、茹でホウレン草、紅白なます
生姜は千切り、大根の葉は細かく切る。
雑煮の残りに醤油大さじ1、みりん大さじ1を加えてから牛肉と生姜を入れて煮る。牛肉を5分くらい煮た後にタマネギと舞茸を入れ、もう5分くらい煮る。
タマネギが透き通ったら火を止める。丼飯に汁ごとたっぷりかけ、一味唐辛子をふって出来上がり。
顆粒のあごダシを使った味噌汁は、ほとんどインスタントに近い簡便さだ。大根の葉の味噌汁は、とても懐かしい味がした。
筋張ったビーフステーキなんかより牛丼の方が100倍は美味いと思うのだ。旨味が掛け合わさった煮汁が絶品なのはもちろんのこと、生姜の千切りがとてもいい具合に味を引き締めていた。目一杯につゆだくなので、箸を捨てて、レンゲの出番である。何より箸よりも一度にたくさん頬張れるのが嬉しい。そういう食べ方をしないではいられない美味しさだった。
正月三が日の最後を飾るにふさわしい、スペシャルな牛丼だった。
さあ、明日からまた三連休だぜい。
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