牡蠣チャーハン、長芋と菜の花の味噌汁【道は続く】
東京マラソンに落選して申し込んだ勝田マラソンが27日、日曜日に開催された。
結局、私は棄権した。
本当であれば真冬の快晴の下でフルマラソンに挑んでいるはずの時間に、ビルの一角の個室でカイロプラクティックの治療を受けていた。
右脚の痛みはなかなか完治しなかった。動いていれば問題ないのだが、椅子に座る、あぐらをかくという同じ姿勢が続くとじわじわと痛みがやってくる。そこで脚を伸ばすと、一気にずーんという太い痛みが右脚の裏に走るのだった。
仕事が忙しいこともあり、通勤ランの頻度はだいぶ減っている。脚を使わなくても痛みに大差はないので、走らなければ治るというものでもないようなのが厄介だった。
カイロプラクティックで45分間にわたり、念入りなマッサージを受ける。
右脚裏の筋肉に無駄な収縮があるのを指摘される。一連の動作の中で筋肉は収縮を繰り返すのだが、必要でない筋肉の収縮が、こわばりになるという。その無駄は自律的な「クセ」のようなもので、「意識」することは難しい。その「クセ」をリセットするのが、ストレッチであり、マッサージであるという話だった。
筋肉そのものを司る「意識」が重要だというのは、ウェイトトレーニングを開始した初期段階では、筋肉の肥大以上に「慣れ」によって扱うウェイトが一気に増えるという経験で納得できた。
筋肉を動かす「意識」は繰り返すことによって「慣れ」となり、無駄を省く。あるものは「クセ」となり、無駄を増やすのだろう。
自発的に走り始めて四半世紀、通勤ランナーとして日々走るようになって15年経ったとすれば、「慣れ」も「クセ」も年季はそうとうなものだ。この脚の痛みは、その年月の積み重ねの結果だとみるのが妥当だ。
だとすれば、私がするのは、この脚の痛みを否定することではない。この脚の痛みを行程として受け入れるのだ。この痛みがデットエンドではない。
道は続く。勝田マラソンへの道も。一年後はリベンジじゃ。来年は東京マラソンよりも、じゃ。
仕事が多忙を極めるが、今日はまともに帰れたので自炊する。しないと、冷蔵庫の中身が危ない警報発令。
牡蠣の炊き込みご飯が冷蔵庫で眠っていた。おひつに入れていたのだが、しゃもじですくうと、薄い糸を引いていた。味も香りも問題なかったのだが、あれは何なのだろう。炊き込みご飯にありがちなトワイライト・ゾーンだ。
冷蔵庫中段から発掘された長芋は、菜の花と一緒に味噌汁にしてみた。
牡蠣の炊き込みご飯残り、卵、長ネギ、長芋、菜の花、顆粒あごだし
長芋は皮をむいて半月に切り、顆粒あごだしで煮る。
卵2個分の溶き卵を入れて、すぐにレンジで温めた炊き込みご飯を追撃。
よく炒めたら長ネギ、塩、胡椒で味付けして出来上がり。
牡蠣も芹も姿をひそめたが、それなりに美味しいチャーハンだった。
汁より熱い、ほくほくした長芋が何より嬉しい味噌汁だった。
ここ、しばらくは多忙が予想される。仕事振りっぱなしジャーマンの上司にはムカつくが、組織であれば致し方あるまい。
このブログも可能な限り更新していく、です。
ディスカッション
コメント一覧
更新楽しみにしていますよ〜。
私も東京マラソン落選し、すっかりやる気無くしています。
かといって他の大会に申し込むほど本格的では無く…。
暖かくなったら、きっと!
お体お大事に!
ちゃちゅけさん、ありがとうございます!
自分を見失いそうな時ほど、走るべきだとわかりました。
ブログを書くのも同じですね。
継続は力、末永く楽しみたいです。