豚もも肉と大根の煮物【放置型・省エネ調理兵器・圧力鍋】
今日もまた残業で、帰ったら22時。シャワーを浴びて22時半だ。
冷蔵庫には豚もも肉のかたまりがある。賞味期限は昨日過ぎた。今夜、片付けるしかあるまい。
このブロック肉を一度に調理するには、切り分けて揚げるか。
しかし調理後の片付けを考えると、この時間からトライするのは億劫だ。
ここは、究極の放置型・省エネ調理兵器「圧力鍋」を使うほかないな。
豚もも肉ブロック、大根、かいわれ、トマト、醤油、みりん
大根は皮をむき、豚肉と一緒に加圧するので、大きめに切る。
油をひかない中華鍋でかたまり肉の表面を焼く。
圧力鍋に、豚肉、大根、水 400ml、醤油大さじ5、みりん大さじ3を入れ、フタをロックして火を付ける。
圧力鍋のピンが一番上に上がるまでは強火で一気に加熱、そこで最弱とろ火に落として、キッチンタイマーをスタートさせる。加圧は15分間とした。
タイマーが鳴ったら火を消す。
しかし、ここですぐに出来上がりというわけではない。火を落としてもすぐにフタを開けられないというのが、時短を謳う究極調理兵器の唯一・最大の弱点だ。圧力が下がるまで、鍋に入れた容量にもよるが、加圧と同じくらいの時間がかかることがある。
流水による強制冷却という荒技があるようだが、試したことはない。
まあ、加圧、減圧共に完全な放置プレーなので、他のことはいくらでもできる。目を離しても吹きこぼれる心配はなく、必要な火力は最弱とろ火で省エネは間違いない。
フタを開けたら豚肉を薄くスライスして、大根、煮汁と一緒に皿に移し、かいわれを添えて出来上がり。
豚バラ肉と違って、脂身のない豚もも肉は煮ると固くなりがちだが、今日はまぁやわらかく出来上がった。煮汁と一緒にいただくというのもポイントだと思う。
大根は箸で簡単に切れるほどやわらかく、味も良く染みている。普通に煮たのでは、15分ではこうはならない。
醤油とみりんで薄めに味付けしたのも正解だった。ご飯にも、良く合った。
私が使っている圧力鍋は、Fissler の ロイヤル圧力鍋 3.5Lというものだ。
ステンレス製でとても重く、がっちりしていて、圧力をかけても怖いという印象はまったくない。
機密性が高いので蒸気が出ることもなく、加圧時の音も限りなく無音に近い。
煮物は作り置きができるので、ひとり暮らしでも持て余すことはない。
これからの季節、出番が増えるだろう。欠かせない調理器具の一つである。
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