沖縄一周総括

【ANCHOR RL8】雨とパンクの沖縄一周・総括

沖縄一周総括

【ANCHOR RL8】沖縄一周その1(那覇→名護)74km

【ANCHOR RL8】沖縄一周その2(北部一周)175km

【ANCHOR RL8】沖縄一周その3(名護→那覇)102km

【ANCHOR RL8】沖縄一周その4(最終日)

詳細は上記のリンクからどうぞ。これは3泊4日で沖縄を RL8 で巡った感想、思ったことなどの総括です。

とにかく雨、雨、そしてパンクに次ぐパンクの道中

雨の沖縄を行く1雨の峠越え

沖縄はこの季節、雨がちであることは調べてあったが、毎日必ず雨に降られた。沖縄の太陽らしき日射しを感じられたのは初日の10分間ほどだけで、後はどんよりとした曇り空。沖縄の海の美しさは、太陽の日射しがあってこそだということを痛切に感じた。

普段はあえて雨の中を自転車で走るようなことはしないが、沖縄まで来て雨上がりを待っているわけにはいかない。雨に濡れて風を受ければ体感温度は下がるわけで、アームカバーとウインドブレーカーはほとんど着っぱなしだった。

そして何より驚いたのはパンクの頻度だ。実質自転車で走行したのは3日間だが、毎日1回パンクした。ランドナーではパンクを経験していたが、RL8 ではパンクに見舞われたことはなかった。去年の夏にはそれなりの距離を走ったのだが。

帰ってきてからネットで検索してみると、雨の日にはパンクのリスクが格段に高まるらしい。タイヤのゴムが濡れると異物を拾いやすくなるなどの理由はともかく、この3日間の経験からすれば、まず間違いない事実であると思える。雨の中を、これほど「真剣に」走ることがなければ、実感として納得することもなかっただろう。

パンクからのリカバリーは、サイクリストの最重要サバイバルスキル

沖縄まで来てパンクに見舞われる二日連続のパンク!

ヒトやクルマがあまり通らない地域で自転車に乗れなくなれば、とても厄介な事態となる。パンクに遭遇しないに越したことはないが、実地の経験でしかスキルは身につかないことを考えると、パンクしたときはスキルを磨く絶好のチャンス到来と喜ぶべきだと思う。2日連続でパンクしたときは、さすがに手際が良くなった。

今回の旅では2本の換えチューブと空気入れのボンベを持参したが、使い尽くしてしまった。他にパッチ式のパンク修理キットも持ってきていたので穴が空いたチューブは修理できたのだが、3度目のパンク時には、ロードレーサーの適正圧まで空気を入れる手段がなくて唖然とした。CO2ボンベはとても便利だが、手動の空気入れも持つべきだと思った。

沖縄は自転車に乗る人が少ない?

名護のホテルより空港への道

オフシーズンということもあるだろうが、サイクリストにほとんど会わなかった。大学生のサークルらしき集団が2組と、外人とおぼしき2、3人のサイクリストくらいだ。

そういえば、やんばるの山道で後ろからものすごいスピードで5、6人のトレインにぶち抜かれて驚いたことを思い出した。おそろいのジャージを着て、すぐ後ろにはサポートをするクルマまで付いているようだった。プロかセミプロか、ただ者ではなかったな。

不思議だったのは那覇の市街地でも、ほとんど「ママチャリ」系の実用車に乗っている人を見かけなかったことだ。大きなショッピングセンターにも自転車売り場がなかったことからも、沖縄の人たちにとって日常の足としての自転車はメジャーではないのかもしれない。

クルマは都心にも引けを取らないくらいバンバン走っていたが、バイクもほとんど走っていなかった。沖縄では、二輪車は旅人が乗るものなの?

 

沖縄飯で幸せになる

ソーキそば・特 730円中味そば中味イリチー定食

味も量も値段も、すべて二重丸だった沖縄での食事。普段はほとんど外食をしない私だが、こういう食堂があれば外食に頼ってもやっていけるだろう思えた。噂には聞いていたが、量というか盛りもすごい。一日中自転車でかけずり回ったサイクリストの空っぽな胃袋でさえ持て余すほどだ。

「中味」など、私が普段作るようなメニューに似たところがあり、詳しい作り方を教えてもらいたいくらいである。地元スーパーの鮮魚コーナーで見かけた見慣れぬ魚も気になった。自炊で暮らすのも悪くないかも。通りすがりの旅人は勝手な想像するものだ。

 

沖縄の強い日射しのもとで、もう一度走ってみたい

雲間から陽がさせば、この海が待ち望んでいた海

出発前に立てた沖縄一周のコースを、今回は完走することができなかった。3日目のパンクの影響で本島南部の部分をショートカットしていたのだ。

それを補完する意味でも、今度は季節をかえて、ぜひもう一度このコースを走ってみたいものだ。できるだけ日射しが強くて、暑い真夏がいいなあ。海パン持参で、人気の無い砂浜で泳いだりしながら自転車を漕ぐのも、考えるだけでワクワクする。今回は 2kg の MacBook Pro を背負ったので、それを諦めればゴアライト(テント)を持って行くことも可能ではないか。

 

やらないで後悔するよりも、やって後悔したいものだ

ロードレーサーでも、ランドナー以上に輪行が可能だということもわかった。走る世界はずっと広がったことになる。去年の秋以降、ほとんど乗っていなかった RL8 だが、これを機に「シーズンイン」としよう。

仕事は忙しい。今回の長い休みを取るのも、仕事の状況を考えると後ろめたい気持ちもあった。しかし行って良かった。仕事と私生活の折り合いは、ヘンに考えても仕方がない。会社の都合は、突き詰めれば私の都合ではない。シンプルに割り切ることが、誰にとっても良い結果を生むと思うのだ。

 

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Bicycleanchor

Posted by movinow