巻き藁流キャットタワー修復
子猫ケインがこの部屋にやって来た時に購入したキャットタワーに、今でもケインは良く上っている。夜になれば中段のスペースで腹ばいになって自動餌やり機からキャットフードが出てくるのを「待ち伏せ」しているし、大きくなった身体をはみ出させて最上部のスペースで丸くなって寝ていることも多い。
何より縄が巻かれた柱部分が格好の爪研ぎとなっているのだ。腰を落として両腕をガリガリ回してもびくともしないどっしりとした安定感で爪研ぎがしやすいのだと思う。
成長してから爪切りをさせてくれないケインの爪は常に鋭利にとがっていて、毎日サボることもなく丹念に爪研ぎをするのだから、さすがの動かざること山の如きキャットタワーもたまらない。
いつの間にか柱に巻かれた縄がズタズタになっていた。
梅雨空が広がり、外に出かけていく気にもなれない休日、このキャットタワーを修復することにした。
キャットタワーの前に陣取り、あれこれやっていると、窓際でウトウトしていたケインも何事かと起き出す。
用意したのは、木工用ボンド、園芸売り場で買い求めた荒縄。まずハサミやペンチを使ってズタズタになった縄を外す。
間隔を置いてボンドを塗って、下から縄を巻き上げていく。ぐるぐる巻いていくと縄にねじれがかかり、それをほどきながら回していくのでなかなか面倒くさい。
柱一本分を巻き終わり、元の縄をすべて外す必要はなかった事に気がついた。切れている部分だけ巻き直せばいいのだ。
キャットタワー下部の二本の柱は部分的に巻き直して終了。
仕上がりはまあまあかな。よく見ると元から巻いてあった縄は強い繊維の糸が使われており、園芸用の荒縄では耐久性に心配があるが、またズタズタにされたらその時に考えよう。
ケイン良かったな。この巻き藁で日々鍛錬じゃ。
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