スモークサーモンとトマトのパスタ、煙りは郷愁を運ぶ
今晩はパスタにしようとスーパーに立ち寄り、たまたま目に付いたスモークサーモンを買ってきた。
調理の途中でひと切れ味見をして、燻製特有の煙りの香りに、えもいわれぬ懐かしさを感じた。
それは、誰もいない川原でひとりキャンプをした夜、たき火をしたときに服に染み付いた香りだ。
いや、もっとずっと昔、子供の頃に友達と神社の裏で、枯れ葉を集めて、こっそりやった火遊びのドキドキした高揚だ。
そんな煙りの香りが連想させる非日常の郷愁が、煙りのようにかすかに揺らめきながら消えた。
スモークサーモン、トマト、ぶなしめじ、バジル、ニンニク、唐辛子、パスタ 180g
ベランダのバジルが盛りを過ぎたので、今のうちに利用しなければもったいない。
ディチェコ No.11 の茹で時間はいつも7分だ。袋に印刷された指定より2分短いが、ソースと合わせたり、盛り付けたりで時間がかかるので、私はこれくらいがちょうど良い。
オリーブオイル、ニンニク、唐辛子、ぶなしめじを弱火で炒める。
トマトとパスタの茹で汁を加え、最後にサーモンを合わせてソースの完成。
茹で上がったパスタとバジルを加え、よく混ぜて胡椒を挽いたら出来上がり。
少し加熱したことでサーモンのオイルがソースに混じり、パスタ全体に香りが広がった。
スモークサーモン自体は加熱しない方が美味しいので、ソースに入れる分と、最後にのせる分と分けておいた方がいいと思う。
ねっとりとしたスモークサーモンはクリーム系のパスタにする場合が多いようだが、後味が軽いので、オイルベースのパスタにも合うのであった。
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