厚切りポークソテー、ゴーヤとぶなしめじの炒めもの
ここ数日の酷暑がこたえて、さすがにちょっとバテ気味である。
通勤ランで帰ってシャワーを浴びてからもしばらくぐったりしてしまった。毎日走るコースは決まり切っていて、負荷には慣れていることもあり、消耗を意識することはほとんどないのだが、ごく稀にとても疲れを感じる日があった。たぶん前日の睡眠不足などが影響しているのだと思う。今日がそんな日だった。
今やわが家では水風呂と、寝るときに頭をのせるアイスノン枕が大活躍している。どちらも威力は絶大だ。
この熱帯夜に対して、人間ならいろいろ抗う術があるのだが、飼い猫ケインはそうはいかない。毛皮を脱ぐわけにもいかず、大理石のプレートの上であり得ない姿で伸びきっている。毎年のことだが、この時期は食欲も落ちているようで、決まった時間に排出される自動えさやり機のキャットフードもたまり気味である。
がんばれケイン!おれも頑張るから!
ということで、元気を出すためにも晩飯を作ろう。厚切りの豚ロース肉が冷蔵庫にあるのだ。暗いベランダに出て、ゴーヤをひとつ摘んできた。
豚ロース肉、ゴーヤ、ぶなしめじ、ミニトマト、塩、胡椒、小麦粉、日本酒
豚肉は脂身と赤身の間の筋に包丁で切れ目を入れ、塩胡椒してから、常温に戻す。ゴーヤは半分を使う。わたを取って薄切りにする。
中華鍋に油を入れて十分に熱したら中火にして小麦粉を軽くはたいた豚肉を入れる。
およそ3分で裏返し、日本酒を回し入れてふたをする。
水分が少なくなったら豚肉を引き上げる。残った油は多すぎる分をペーパータオルで取り除いた後、ゴーヤを炒める。
ぶなしめじも入れ、軽く塩と胡椒で味付ける。食べやすいように豚肉を切り分けて皿に盛り、ゴヤとぶなしめじの炒めもの、ミニトマトを添えて出来上がり。
厚切りのポークソテーは、固くはないのだが適度な歯ごたえがあり、塩とコショウのみの味付けで豚肉の美味しさをダイレクトで味わうことができる。よく焼かれた脂身を噛みしめながら、豚肉もなかなか美味しいものだなと改めて思った。
食事が終わってだいぶ元気が出てきた。水風呂を浴びて、アイスノン枕で熟睡すれば、明日の朝にはまた走りだせるだろうという予感があった。
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