ソイミートの生姜焼き
大豆の加工食品である「ソイミート」という食材を知ったのは、つい最近のことです。大豆ミートやべジミートとも呼ばれる 100% 植物性の食材です。
大豆の加工食品といえば、日本では納豆や味噌、高野豆腐に湯葉などが伝統的な食生活には根付いているわけですが、肉そのもののフェイクを目指す(?)ソイミートはだいぶ毛色が違うと感じました。低カロリー、高タンパク質を売りとする健康食品の位置づけなのかもしれません。
そういう食材があるという情報を得て、改めていつも行っている近所のスーパーを探してみると、乾物を扱うコーナーで普通に売っていました。
今日はこのソイミートを使って生姜焼きを作ってみます。
【ソイミートの生姜焼き】ソイミート(フィレタイプ)、たまねぎ、舞茸、ピーマン、生姜、醤油、みりん、日本酒、片栗粉、胡椒
【冷奴】木綿豆腐、シソ、ミョウガのぬか漬け
【その他】ミニトマト、ひよこ豆、キドニービーンズ、たまねぎドレッシング、きゅうりのぬか漬け
袋から取り出したソイミートは乾燥した繊維の塊のような感じで、カチカチのスカスカです。これを水で戻すのに、3分ほど茹でます。
茹でたソイミートは水気をよく絞っておきます。
中華鍋に油を熱して、軽く焦げ目がつくくらい炒めて、いったん取り出しておきます。
改めて鍋を熱してスライスしたたまねぎ、舞茸、ピーマンと炒めてから、ソイミートを戻します。
醤油大さじ1、みりん大さじ1、日本酒大さじ1/2、片栗粉小さじ1を合わせておいた調味料で味付けをして、胡椒を挽いたら出来上がりです。
豆腐には、シソとぬか漬けのミョウガを刻んで醤油をたらします。
ひよこ豆、キドニービーンズ、ミニトマト、たまねぎドレッシングでいつものサラダです。
小さいきゅうりのぬか漬けも切って出しました。
見た目はだいぶ肉っぽいですね。この写真を豚コマの生姜焼きと言い張っても十分通用するでしょう。
次に食感、歯ごたえ、これもお肉のフェイクとしてだいぶいい線いっていると思います。明らかに本物とは違うのですが、代わりとしては合格点だと思いました。
最後に味ですが、今回私が作った生姜焼きでは、残念ながらイマイチでした。味付けが弱く、かすかな苦味も感じました。普通の生姜焼きなら調味料を薄めにして、肉のおいしさを出したいと思うのですが、それが敗因だったのかも知れません。
肉のフェイクとしては、素材の大豆っぽさを出すのではなく、消す必要があるのですから、ここは強めの味付けで、生姜焼きなら調味料を最後に合わせるのではなく、炒める前に調味料に漬け込むパターンが正解だったのでしょう。
レシピでは唐揚げなどもできるようなので、次回のリベンジに期したいと思います。
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