氷こんにゃくの唐揚げ
赤城山に登った日に、麓に広がるこんにゃく畑を見ました。
これまであんまり自炊レシピで使ったことのない「こんにゃく」という食材が気になったのは、そんなきっかけがあります。
先日は炒りこんにゃくを作って、とてもおいしかったです。
こんにゃくのレシピを検索していて、とても興味をそそられる情報がありました。
それが「氷こんにゃく」です。
こんにゃくを冷凍したものが「氷こんにゃく」なのですが、なんでそんなことをするかというと、それを解凍することによってこんにゃくの水分を抜くためだそうです。
そうやってできた「こんにゃくのフリーズドライ!?」が、お肉のフェイクとなるというのです。水分と一緒にこんにゃくのにおいも抜けるので、あとは調味料をきかせて料理すればOKとのこと。
同じようにお肉のフェイクとなる「ソイミート」が、肉食を避けるというベジタリアン食にカテゴリー分けされるのに比べて、「氷こんにゃく」は主に低カロリーのダイエット食材という取り上げ方をされているように見えました。
こんにゃくはこんにゃくとして十分おいしいと思いますし、ダイエットの必要性も感じませんが、面白そうなので作ってみることにしました。
作るのは唐揚げです。
下準備として、こんにゃくは前の晩から冷凍庫に入れて凍らせます。
こんにゃくはサイコロ状に切り分けてから下茹でをします。
タッパーウェアに入れて一晩冷凍庫で凍らせました。これを次の朝に取り出して、冷蔵庫におろして解凍しておきます。
【氷こんにゃくの唐揚げ】氷こんにゃく、にんにく、生姜、醤油、みりん、片栗粉
【その他】サニーレタス、パプリカ、にんじんのぬか漬け
解凍したこんにゃくは、ひとつひとつ力をこめて潰して水分を抜きます。冷凍時間が短かったのか、けっこうな水分がピューピューと吹き出します。水分を抜いたこんにゃくは弾力を失って、カスカスな感じになりました。
ビニール袋に、こんにゃく、すりおろしたにんにくと生姜、醤油大さじ1、みりん大さじ1、胡椒を入れてもみこみます。5分ほど置いたら片栗粉を入れてまぶします。
170度の油で揚げます。水分を抜いたとはいえ、最後のほうはけっこうバチバチとはねました。
油を切ったら、サニーレタスとパプリカと一緒に皿に盛り付けます。
見た目はまあまあ肉っぽいですね。さて、味はどうでしょう。
噛むと外側はカリッとしていて中からにんにくと生姜と醤油の香りがジュワーと広がります。なるほど。たしかに、ぽいですね。
噛み進めていくと、おや!?
なかなか噛み切れません。あんなにプリプリだったこんにゃくに、こんなに強い噛み応えがあるなんて、意外です。最後まで口に残る食感は、唐揚げといっても正肉ではなく、これはまさにモツですね。しかし噛めば噛むほど味が出るモツのようなコクを期待するわけにもいかないのがちょっと残念です。
もう少しやわらかく仕上げるコツのようなものがあればいいのですが。氷こんにゃくのレシピについては、もう少し調べてみようと思います。
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