クルクルしないコンビーフ缶のパスタ
ノザキのコンビーフ缶がリニューアルされて、あの特徴的なクルクル巻き取りオープン方式の缶ではなくなってしまった。そのニュースは、ネットでも一時期話題になっていましたので知っていました。
コンビーフといえば、子供の頃に愛読した漫画、さいとう・たかを「サバイバル」の一場面が思い出されます。巨大地震で崩壊した世界で、主人公のサトルは家族を探して旅をしています。旅の途中、富士山裾野で出会った米国軍人たちとテントで過ごす夜の話です。米国人が食べるコンビーフを物欲しそうに眺めるサトル。コンビーフというものがよくわからなかった幼い私には、それは何かとてつもなく美味しそうな秘密の食べ物に思えました。
それからテレビドラマ『傷だらけの天使』のオープニングですね。寝起きのショーケンが新聞紙をエプロン代わりにして、トマト、魚肉ソーセージ、コンビーフなど手当たり次第にかぶりついていくという有名なシーンです。コンビーフは手づかみ缶直食いです。「飯動画」がこれほどポピュラーになった今でも、あのシーンのショーケン以上に美味しそうな食べっぷりには、なかなかお目にかかれないのではないでしょうか。
自炊をするようになってからはずいぶんとお世話になりました。
そんな「昭和」のコンビーフ缶は姿を消し、「令和」の新・コンビーフ缶が登場というわけです。それでは、いつものパスタでいってみましょう。
コンビーフ缶、アスパラガス、ぶなしめじ、タマネギ、ニンニク、唐辛子、パスタ、オリーブオイル、塩、胡椒
昭和の無骨な重量感はなく、やさしい丸みの軽量缶です。底面のシールを剥がして開けます。
ケインが手術後に処方された猫缶が同じタイプでした。開けたときのにおいも似ているような。
今回は半分をほぐして使います。
オリーブオイル、ニンニク、唐辛子を弱火で熱し、香りが立ったらタマネギを加えます。
コンビーフを加え、タマネギがしんなりするまで炒めます。
ぶなしめじ、パスタの茹で汁を加え、3分ほど加熱したら胡椒を挽いてソースの完成です。
アスパラガスは、パスタの茹で上がり3分前に一緒に加えて茹であげます。コンビーフがまんべんなくパスタにからむように、よく混ぜてできあがりです。
姿は変われど、味は変わらず美味しいですね。これからもよろしくお願いします。
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