多摩川でハゼを釣ってデキハゼ天丼にしていただく
多摩川ハゼ釣行・第3弾のフィールドは六郷水門です。
天候はいまにも雨が降り出しそうな、どんよりとした曇り空です。念のために登山で使っていたレインウェアの上下を着用してきましたが、長袖が欲しくなるほどの涼しさであるのが救いです。
最初は、水門の内側、用水路の柵越しに竿を出してみます。
仕掛けは、いつものボイルホタテを餌にした短竿の脈釣りです。
小さなハゼが3匹ほど釣れましたが、後が続きません。階段を上ってサイクリングロードを横切り、水門の外側に移動します。
この季節であれば、いつもは数人の釣り人が竿を出している人気スポットですが、この天候のためか、今日はひとりもいません。
水門は船道になっているので、岸際でも2Mほどの水深がありました。持ってきた 2.1M の短竿で、ギリギリどうにか対応可能です。
アタリはそこそこありますが、総じてハゼの型は小さかったです。
最初は袖の2号針を使っていました。合わせのタイミングでハリスごと持って行かれることが何度かあったので4号に変えたところ、アタリはあってもほとんど乗らなくなってしまいました。
これは、この日釣れたハゼの中でも大きい個体です。
3時間あまりで餌のホタテがなくなったので終了です。釣果は、ほとんどが小さいデキハゼで、25匹でした。
また、これは釣果ではありませんが、驚いたことに、モクズガニが上がってきたことが一度ならず、二度もありました。水門の内側と、外側で一回ずつです。
竿を上げると重みはありますが、魚の引きはありません。ゴミかなと思って竿を立てると、モクズガニ特有のフサフサとした毛の生えたハサミが水面に現れました。
二回とも水面でバレたわけですが、住宅地に隣接する六郷水門でモクズガニを目撃したことが意外でした。さすが多摩川です。
家に戻ったら、ハゼの下処理を行います。
ボールに塩水を作り、クーラーから出したハゼと、冷凍庫から取り出した保冷剤を入れます。
シャワーを浴びて出てくると、塩水は指を入れると痛くなるほど冷たくなっていますが、何匹かのハゼはまだピンピンしています。
「氷締め」というのをネット情報で知りました。ハゼを締めるのには、もう少し時間がかかるようです。
ハゼに粗塩をまぶし、よくこすり洗いしてから、水を替えて、ぬめりを落としていきます。
包丁でうろこを落としてから、頭を切り落としました。
内臓を指で押し出して取り除き、再び塩水でよく洗ってから、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
下処理をしたハゼ、天ぷら粉、塩、めんつゆ、ご飯
ハゼの天ぷらは背開きがセオリーのようですが、ハゼがあまりに小さいので、大きめの2匹だけ背開きにして中骨を取り除き、他はそのまま揚げることにします。
天ぷら粉 40g を水60g で溶き、ハゼには天ぷら粉で打ち粉をしておきます。
衣をつけたハゼを 180 度の油で揚げていきます。
揚げたハゼを皿に盛り、塩をかけてできあがりです。
サックリと揚がった天ぷらを口にすると、身がやわらかくて淡泊そうに感じますが、しっかりとしたハゼの旨味が後を引きます。
昔、私がハゼをキスよりも美味しいと感じたのは、それぞれを天ぷらにして食べ比べたときの感想だったこと思い出しました。
そして、小さなデキハゼをまとめて美味しくいただくのが「デキハゼ天丼」です。
デキハゼの天ぷらを丼ご飯にのせ、めんつゆを回しかけてできあがりです。
ひとくちサイズのハゼ天なので、丼として、とても食べやすいのが特徴です。天つゆがしみたご飯と一緒に頬張るハゼ天がたまりません。
これは毎日食べても飽きない美味しさですね。
今日もいただいた恵みに感謝しつつ、ごちそうさまでした。
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