夕日と多摩川

多摩川で夜釣りをして、開始早々に大本命を釣り上げる

今日は初めて多摩川で夜釣りをします。

アオイソメを使った餌釣りで、狙うのは「ウナギ」あるいは「シーバス」です。

潮回りは大潮、日没のおよそ1時間後に満潮となります。

夕方、日が傾いてからブロンプトンにタックルを積んで出発しました。肝心のアオイソメを冷蔵庫から持ち出し忘れて、途中でいったん家に戻るというハプニングがありましたが、まだ明るいうちに釣り座を構えようと考えていた地域にたどり着きました。

そこは、岸際まで草むらが茂っている護岸です。川沿いの砂利道をブロンプトンを押して進んで行くと、ちょうど良い広さの草むらが切れた場所があったので、そこで荷物を広げます。

周りの釣り人はというと、100メートルくらい下流にひとり、その向こうにもうひとりくらいが見えます。上流側には誰も見えません。静かな夜釣りを楽しむには、なかなか良い環境です。

夜釣りに向けて2

竿は2本出しました。

1本目は、昔から所有しているRYOBI の 2.4M 小物振り出しロッドで、同じくRYOBIの小さなスピニングリールが付いています。

2本目は最近購入したもので、シマノ・フリーゲームXT S76M です。自転車釣行で有利な仕舞寸法の短い5本継ぎロッドです(付属のハードケースは大きいけれど)

こちらに合わせて、同じくシマノ社のスピニングリールを購入しました。ロードレーサー乗りであれば必ず選択候補に挙がるであろう「アルテグラ」2500SHG です。選んだ理由は、もちろん製品名です^^(ちなみにシマノのリール界に「デュラエース」は存在しないようです)

こちらに PE 0.8号を巻き、仕掛けは、中通し重り6号、サルカン、ハリス3号、丸セイゴ 12号 です。

アオイソメを一本掛けして足元のブロックの間に落とすと、思いのほか水深があります。しばらく置いても何の反応もありません。

今日のターゲットは足元の小物ではないので、仕掛けを引き上げて、今度はできるだけ遠くに投げ込みます。新しい竿はよく飛びます。

ラインを張って竿立てに立てかけ、竿先に鈴をつけてアタリに備えます。

小物振り出しロッドでは、浮き釣りでセイゴ類を狙います。

 

秋の日はつるべ落とし。夕暮れ時を過ぎて、周辺はあっという間に暗くなりました。

ぶっ込んだ竿には、ときおり単発の小さな引きがありますが、餌をとられるだけで鈎がかりしません。

浮きの方は、ウンともスンとも反応がありません。

浮き釣りで使うのは、長い期間タックルボックスの中に放置されていた電気浮きです。10年前、あるいは20年前に購入したものかもしれません。驚くことに付属している細長いリチウム電池を内部のソケットに刺すと、赤いLEDはなんの問題もなく点灯するのでした。これを点灯させて、夜釣りモードの開始です。

浮きは上流から下流へ、けっこうなスピードで流されていきます。

ぶっ込みの竿をチェックしている間に、浮きが流されて下流の流木に引っかかってしまいました。外そうと引っ張ると、不運にもラインが切れて、浮きを取られてしまいます。

開始早々、何という不運。

幸いにも岸に近かったので、たも網ですくって浮きを回収することができました。

新しく仕掛けを結ぶために重りや鈎を用意していると、ぶっ込んだ竿の鈴がチリンと鳴ります。

単発なので、どうやらハゼなどの小魚がつついているようです。

ヘッドライトで手元を照らして、浮き釣り仕掛けを作り直します。

また「チリン・チリン」と鈴が鳴ったので、竿先を凝視しましたが、それっきりです。

「いま取り込んでおりますので、ちょっとお待ちください」(餌をとられたかも)

結び直した浮き釣りの仕掛けに、アオイソメをつけて投げ込もうとした瞬間です。

ぶっ込み竿の竿先が大きく曲がりました。

浮き釣りの仕掛けは足元に置いて、急いでぶっ込み竿を取り上げます。

あわせてみると、なんとなく重いような気がします。

この竿は購入したばかりで、魚をかけたときの重さや感触がまだよくわかりません。明確な引きもありません。

リールをどんどん巻いていくと、突然ゴンゴンと引っ張る手応えが始まりました。

ただ、ドラグを緩めるような強い引きではなく、すぐにスーッと軽くなります。

「ゴンゴン・スー」を繰り返して、鈎がかりした何かを寄せてきます。

手応えからすると、かかったのはセイゴでしょうか。

セイゴを釣ったのは 20年くらい前の話で、その引きを覚えているわけではありませんが、なんとなくそう思いました。

しかし、その予想をくつがえして、上がってきたのは、細長いシルエットの「大本命」ウナギです。

興奮のあまり、何も考えずにそのままぶっこ抜きます。

写真を撮ろうか、ビニール袋に入れようか、とっさにあれこれ考えていると、ラインの先についたウナギはもがいて団子状にからまります。

フィッシュグリップでつかんで、小さなクーラーボックス(ダイワ・スノーライン300X)にウナギを入れ、川の水を注ぎ、ふたをして、やっと人心地つきました。

しばらく気を落ち着けてから、クーラーボックスのふたを開け、確かにウナギがいることを確認して写真を撮ります。

釣れたウナギをクーラーボックスに入れる

初めてウナギを釣り上げた達成感でお腹がいっぱいで、これ以上釣りを続ける気は起きません。

時間は早いですが終了です。ヘッドライトの明かりを頼りに、広げた荷物をまとめて撤収します。

ウナギが入ったクーラーボックスをブロンプトンのリアキャリアに厳重に縛り付けて、急いで家に帰りました。

 

持ち帰ったウナギは、とりあえず浅く水を溜めた浴槽に放します。

この日のために購入しておいたエアーポンプの出番が、こんなに早く来るとは思ってもいませんでした。

ウナギを浴槽に放つ

浴槽のウナギ

普段、私は入浴でシャワーだけしか使いません。浴槽を使うのは、よほど寒い冬の日か、逆に暑すぎる真夏の日の水風呂くらいです。

ウナギを調理していただくには、いくつかの準備が必要です。

その準備が整うまでは、しばらくここにいてもらおうと思います。

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釣行fishing

Posted by movinow