シャトルシェフでつくる骨付き豚ロース肉のソテー
近所のスーパーの精肉売り場で、厚みのある骨付き豚ロース肉が売られていました。20%引きの値札にひかれて購入してきました。 そのままフライパンでソテーにしようと考えたのですが、厚みがあるので、固くならずに中まで火を通すのが難しそうです。そこでシャトルシェフを使った保温調理で火を通してから焼くことにします。
骨付き豚ロース肉、ローズマリー、ニンニク、塩、胡椒、醤油、酒、オリーブオイル、レタス
ローズマリーはベランダの鉢植えから摘み取ったものです。そして保温調理に使うジップロックも用意しました。
豚肉の両面に、すりおろしたニンニク、塩、胡椒、そして刻んだローズマリーをすり込みます。
豚肉をジップロックにいれ、できるだけ空気を抜いてからチャックを閉じます。
シャトルシェフの保温容器にお湯を沸かし、少し冷ましてからジップロックを入れます。温度計で測ったところ90℃ほどありました。
ジップロックが浮いてこないように小皿をのせ、ふたをして1時間保温調理をします。
1時間後に骨付き豚ロース肉を取り出します。ローズマリーのいい香りが立ちこめます。
保温容器のお湯の温度を測ってみると72℃ほどになっていました。指で押してみると完全に火が通っているようです。ジップロックにたまった肉汁はソースに使うので捨てないで取っておきます。
これから豚肉の表面をフライパンで焼いていきます。
フライパンにオリーブオイルを熱してから豚肉を入れます。表面に焼き目を付けるが目的なので強火で焼いていきます。このあと気がつくのですが、表面のローズマリーはすぐに焦げてしまうので取り除くべきです。
いい感じに焼き色が付いたらひっくり返します。トングでつかんでお肉を立てて側面も焼いてから取り出します。
フライパンの油をキッチンペーパーで取り除いたら、取り出しておいた肉汁、醤油大さじ1、酒大さじ1を加えて強火にかけ、少し煮詰めてソースにします。
お肉とレタスをお皿に盛り付け、小鉢に移したソースを添えてできあがりです。
ちゃんと中まで火が通っています。凄くやわらかいというわけではありませんが、ソテーらしい適度な食べ応えがあります。加熱する前に塩と胡椒にニンニクををすり込んだので、ソースを付けなくても十分おいしいです。
ソースを付けていただきます。意外かもしれませんが、醤油とローズマリーはよく合うのです。えっ?と思う方は「醤油 ローズマリー」で検索してみて下さい。
そして脂身も甘みがあっておいしいので残さずいただきます。
今回は1時間保温調理しましたが、時間を短くすればもう少しやわらかく仕上げることができるかもしれません。
こちらの動画では「70〜75℃をキープして30分加熱する」とあります。
ただ、お肉がまったく固くならずに、かつ安全に食べられるほどの温度範囲をシビアに維持するというのは、シャトルシェフでは難しいと思います。上記の動画ではお鍋に温度計を入れて、確認しながら火加減を調整しているようです。
そういう用途に特化・自動化した「低温調理器」なる電化製品もあるようですね。形状は無骨な金属の円柱で、とても調理器具には見えません。テレビショッピングで「あらまあ、これは便利!ぜひ一家に一台!これであなたもお料理上手!」なんて紹介されていそうで、私は購入意欲が沸きませんが、ちゃんとした実力のある器具のようです。
何よりピンク色のやわらかそうなローストビーフには、わかりやすい見た目のおいしさがあります。SNSでドヤる映えるというニーズにも合っているのでしょう(そんなにローストビーフばかりつくらないので、やはり私には必要ありませんが)
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