シャトルシェフでつくるインドネシア風牛肉の煮込み
先日スパイスカレーをつくったときに使ったココナッツミルクが残っています。ココナッツミルクを使ったレシピを検索していたところ、サーモス社のHPで下記のレシピを見つけました。
「インドネシア風」という聞き慣れない形容詞が付いていますが、調べてみると、どうやら「ルンダン」というインドネシアの代表的な料理を参考にしたレシピの模様です。
ルンダン(インドネシア語: rendang)、レンダン(同)、もしくはランダン(ミナンカバウ語: randang)は、牛肉などの塊肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ肉料理である。2017年にCNNによって世界一美味しい料理に選ばれた。
使う香辛料はカレーの基本ターメリック、クミン、コリアンダー、カイエンペッパー、そしてここにシナモンパウダーとレモングラスが入ります。
牛かたまり肉 | 400g |
玉ねぎ | 320g |
ニンニク | 15g |
生姜 | 30g |
赤ワイン | 50ml |
★コリアンダー | 小さじ2 |
★クミン | 小さじ2 |
★ターメリック | 小さじ2 |
★シナモン | 小さじ2 |
★カイエンペッパー | 小さじ1/2 |
●ココナッツミルク | 200ml |
●水 | 200ml |
●レモングラス | 適量 |
●砂糖 | 小さじ1 |
●塩 | 小さじ2 |
●胡椒 | 少々 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
牛肉はももブロックを使いました。ココナッツミルクは冷凍保存していた物です。
- 牛肉
- 一口大に切り分け、塩と胡椒をする
- 玉ねぎ
- 薄切り
- ニンニク、生姜
- みじん切り
調理鍋にオリーブオイルを熱して、牛肉の表面を焼いていきます。
表面を焼いた牛肉はいったん取り出しておきます。
牛肉を取り出した鍋にニンニクと生姜を加えます。
★のスパイスも加え、弱火で炒め合わせます。
スパイスの香りが立ったら玉ねぎを加えます。
玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
牛肉を戻し入れ、赤ワインを加えたら火を強めてアルコール分をとばします。
●のココナッツミルク、水、レモングラスなどを加えます。
レモングラスですが、参考レシピには「10本」とあります。1本がどれくらいを指すか不明なので適当に入れてみました。結果として、これでは少なかったようです。この3倍くらいは入れた方が良さそうです。
沸騰したら火を弱め、5分間加熱します。
調理鍋にふたをして保温容器に入れ、30分間保温調理します。
保温容器から取りだした鍋を再び火にかけ、10分ほど煮詰めたらできあがりです。今回はお皿によそったライス(玄米)にかけていただきました。
スパイシーなタクコに、ココナッツミルクの甘い香りが合わさって、スパイスカレーと同系統の美味しさですね。レモングラスの香りが弱かったのが残念です。
「ルンダン」を語る場合、「世界一美味しい料理に選ばれた」と得意げに書かれることが多いようです。
その惹句を使うのはルンダンを食べ慣れたインドネシアの人々ではなく、食べたことのない他国民です。
生まれ育った環境で多彩に変化する「美味しい」の基準にもかかわらず、無理に順位付けられた「1位」に何らかの意味があるように思えません。2位以下もまるで興味がわきませんが、そんなランキングとは関係なく、一国を代表する料理というのは多いにうなずけました。
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