ピーマン三昧ラーメン【話がピーマン追憶】
『話がピーマン』
その言い回しが流行ったのは、私が小学生の頃だった。話の内容に中身がないというほどの意味で、「話が空虚だ」や「言っている意味がわからん」の婉曲表現として、子供の間でもしばらく流行った記憶がある。
同じ頃の思い出として童謡の「いっぽんでもニンジン」や「およげ!たいやきくん」がある。
食べ物は、子供にも馴染みのある直感的なシンボルだ。見るだけではなく、口に入れて味わうことができる食べ物は、揺るぎない具象性をもった象徴となるのだろう。
で、ピーマンである。
ラーメンの具材として何もなかったので、ピーマンをたくさん入れてみた、というそれだけの話なのだが、これは『ピーマン』か?
ピーマン5個、メンマ、新タマネギ、喜多方ラーメン
ピーマンは細切り、新タマネギはみじん切りにする。
ピーマンは、油を薄くひいた中華鍋に強火でガンガンいく。塩、胡椒、醤油少々で味付け、水 300mlとラーメンスープを入れ、茹で上がった麺を入れた丼へ。トッピングはメンマ、新タマネギ、胡椒。
ちょっとかたさを残した炒め具合のピーマンにラーメンスープが絡んで、いと美味し。
ピーマンだけではなく、少量の挽肉を入れて豆板醤なんかで味付ければ、味噌ラーメンもグレードアップ確実でしょう。
ピーマンラーメンでお腹がふくれたところで、ピーマンを食べた話は『ピーマン』になりようがないことに気づいた次第で。
ごちそうさまでした。
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