【東京マラソンへの道】ランナーを追い抜いたら追走してきてヘロヘロ
今日も素晴らしい天気だ。ゆっくり長めに 25kmくらいと考えて家を出た。コースは丸子橋を折り返しとして川崎側に渡り、大師橋まで下って戻ってくるという周回コースだ。
風もなく、気温もそれほど低いわけではない絶好の日和である。ランナーはたくさん走っている。多摩川大橋の手前で、前から来たひとりのランナーが折り返して走っていった。スピードを上げて走り去ったが、すぐにスピードが落ちて追いついたので、ちょうど多摩川大橋の下で追い抜いた。するとそのランナーが後ろにぴたりと付いて追走してきたのであった。
スウェットの上下で身長は私よりだいぶ高い。歳は行っても20代前半というところか。ガタイがよいのでランナーではなさそうだったのだが、影ですぐ後ろに付いているのがわかった。イヤフォンで音楽を聴きながら走っていても、そのスウェットの荒い息づかいが聞こえるようになった。少しペースを上げてみたが頑張って付いてくる。
こうなると私も引くわけにはいかない。ガス橋の手前で、後ろを走っていたスウェットが抜いていったのだが、橋をくぐった登りでまた私が抜き返した。二人で、前を走るランナーを次々に抜いて行く。
新幹線の陸橋が見えてきたあたりで、追い抜いていく自転車に引かれるような形で後ろのスウェットが飛び出していく。とてもついて行けないダッシュである。あの息づかいから、あのスプリントができるとは凄い。
私はとても追いつけないので、そのままのペースを維持。当然だが、先行したスウェットのダッシュもそれほど続くわけではなかった。開いた距離が縮まってきた時、短くサイドステップで後ろを確認したスウェットは、新幹線の架橋手前でスピードを緩め、もうこれまで、という意思表示をした、かのように見えた。追い抜きざま、私は、すごいねぇ、という意味を込めて頭を下げて微笑んだつもりだったのだが、わかってくれただろうか。
コースの半分も来ていないのに予想外の刺激的な競り合いで、その後はヘロヘロであった。丸子橋を渡って、しばらく流して息を整え、ペースを戻したがだいぶ脚にきていた。
そして、とても喉が渇いていた。真夏で汗をダラダラたらしても、ランニング中はあまり喉が渇かなかったなかった。しかし、それなりに時間をかけて走る時には、気温が低くても発汗で失った水分を補給する必要があるのだと実感した。六郷橋近くの自販機でたまらず、スポーツ飲料を買って飲む。
走行距離は 25kmに届かず、22.6km、ペースは 5:03 であった。
イーブンペースの重要性、走行中の水分補給の大切さを身をもって体験できました。
あー疲れた。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません