イタリアンパセリのとうのパスタ
去年の初夏に種まきした鉢植えのイタリアンパセリが、数日だけ目を離した隙に、一気にとう立ちしてきました。
「トウ立ち(とうだち)」とは
「トウ」は花を咲かせる茎の意味で、花芽が付いた茎が伸びた状態をトウ立ち(抽台 ちゅうだい)といいます。
引用元:サカタのタネHP 便利な用語集
植物は、温度や日長などの条件に感応して花芽ができるものと一定の大きさに成長すると花芽ができる植物があります。
イタリアンパセリは、株の中心から放射状に細かい枝をたくさん伸ばし、濃い緑の葉を茂らせます。冬を越して春になると、その株の中心から小指ほどの太さのある茎がドーンと伸びてくるのです。その茎の先につぼみができて、花を咲かせ、種子を実らせます。
今回はこの茎をパスタにしていただきます。
ネット上を探してもイタリアンパセリの「とう」を食した情報は見つかりませんでしたが、切り取った茎はやわらかく、みずみずしくてとてもおいしそうです(つぼみはまだ付けていません)
イタリアンパセリのとう | 40g |
アンチョビ | 2切れ |
ニンニク | 1かけ |
唐辛子 | 1本 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
胡椒 | 少々 |
塩(パスタ茹で用) | 適量 |
パスタ | 130g |
イタリアンパセリの茎はななめ切りに、先端のやわらかい葉はトッピング用に別にしておきました。ニンニクは薄切り、唐辛子は輪切りにします。
フライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れて弱火で加熱し、香りが立ったらアンチョビを加えて、木べらでほぐします。
イタリアンパセリを加えます。
弱火で2分ほど炒めます。
パスタの茹で汁を少量加え、胡椒を挽いたらソースの完成です。
茹で上がったパスタをソースとよく混ぜてお皿に移したら、残しておいたパセリをのせてできあがりです。
茎の太い部分は筋張ったところもなく、やわらかくてとてもおいしかったです。
今回はつぼみを付ける前の茎をいただきました。つぼみを付けると食感・食味は変わるかもしれませんが、お金を出して買えるものではありませんので、イタリアンパセリを自家栽培されている方はお試し下さい。
ちなみに、イタリアンパセリを育てたことのある方ならご存じでしょうが、繊細な葉を茂らせるパセリの根は、意外なことに、ごぼうを思わせるような長くて太い一本根です。この根っこも食べられるようなので、今年はぜひいただいてみたいと思います。
イタリアンパセリのとうのパスタ by movinow
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません