鶏もつのガパオ丼
日本でガパオライスといえば鶏肉(挽肉)を使うのが定番ですが、タイでは豚肉、牛肉、シーフードなども使われているようです。
今回は、自分でも今までつくってこなかったのが不思議なくらい、私には旨くなるとしか思えない食材として、鶏もつ(レバーとハツ)を使ったガパオをつくります。
前回はガパオライスをつくったので、今回は丼にしてみました。丼に特に深い意味はありません。
日本語での情報はあまり見つかりませんでしたが、この動画が参考になりました。
動画の投稿者はバンコクに3年間滞在し、日本でタイ料理レストランを営んでいる方です。
動画の中で出てくる「ガパオの花を入れると風味がよくなる」というのは、なるほどと思いました。自家栽培しない限りバジルの花やつぼみは入手困難なので、このことはあまり知られていないのではないでしょうか。
春先に発芽した我が家のホーリーバジルは、用土の栄養素か、日照時間や温度が関係しているのか、因果関係は不明ですが、まだ梅雨前だというのに既につぼみを付け始めています。
これまでは利用する葉っぱに栄養が行き渡るように、つぼみや花は摘み取って捨てていたのですが、もったいないことをしてきました。
鶏もつ(レバー、ハツ) | 230g |
玉ねぎ | 1/4個 70g |
赤パプリカ | 1/2個 60g |
ニンニク大 | 1かけ |
唐辛子 | 2本 |
ホーリーバジル | 適量 25g |
オイスターソース | 大さじ1 |
ナンプラー | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
サラダ油 | 大さじ1 |
ご飯 | 適量 |
最初に鶏もつの下処理をしておきます。
レバーとハツを切り離し、ハツは切り開いて血のかたまりを取り除いて2等分に、レバーは3等分に切り分け、水をはったボールに入れて5分ほどおいた後、流水で洗いました。
これを湯通しします。
鍋にお湯を沸かし、もつを入れて30秒ほどでザルにあけます。目的は臭み抜きなので、中まで火を通すのは炒める段階で、になります。
- 鶏もつ
- 切り分けて水洗いした後、湯通しする
- 赤パプリカ
- ヘタと種を取り除き、さいの目切り
- 玉ねぎ、ニンニク
- みじん切り
- 唐辛子
- 輪切り
- バジル
- 葉とつぼみを茎から摘み取る
中華鍋にサラダ油を熱してニンニクと唐辛子を入れます。
玉ねぎも加えて炒めていきます。
2分ほど炒めて玉ねぎの白っぽさがなくなったら、鶏もつを加えます。
さらに2分ほど炒めたら、赤パプリカを加えます。
さらに2分ほど炒めたら、オイスターソース、ナンプラー、砂糖を加えて炒め合わせます。
調味料が全体になじんだら、最後にバジルを加えます。
軽く全体を炒め合わせたら、すぐに火を止めます。
丼によそったご飯にかけ、飾りのバジルをのせたらできあがりです。
予想どおり、オイスターソースとナンプラーの濃いめの味付けに、ニンニクと唐辛子が効いて、バジルのさわやかな香りが特徴のガパオに、鶏もつもとてもよく合いますね。もっとメジャーになってもよいガパオだと思います。
先日、和風の「鶏もつ丼」をつくりました。
あちらはオイスターソースの代わりに醤油を、そしてバジルの代わりに長ねぎを使っています。
唐辛子と生姜という違いもあり、できあがりのテイストもだいぶ違いますが、奇しくも「鶏もつを濃いめに味付けして、薬味・ハーブを添えた丼」という共通点がありますね。
鶏もつのガパオ丼 by movinow
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません