牛スジと根菜の煮物
寒くなると食べたくなるお惣菜のひとつに、根菜の煮物があります。その季節らしい惣菜といえば人それぞれだと思いますが、私であれば夏は青菜の炒めもの、そして冬は根菜の煮物でしょうか。
根菜の煮物といっても副菜ではなく、お肉と合わせて主菜としていただきます。今回は牛スジを使いました。鶏の手羽先などもポピュラーですね。
牛スジ | 500g |
玉ねぎ | 1個 |
ニンジン | 1本 |
ごぼう | 1本 |
●生姜 | 1かけ |
●長ねぎ | 葉の部分 |
●水 | 500ml |
●塩 | 小さじ1/2 |
★醤油 | 小さじ1 |
★みりん | 小さじ1 |
★ダシダ | 小さじ1 |
★水 | 200ml |
4人分
包丁の刃も通らないほど固い牛スジですが、圧力鍋を使って短時間でやわらかく煮ていきます。
まず鍋に牛スジがかぶるくらいの水を入れて火にかけます。
沸騰してくるとアクがたくさん出てきます。
圧力鍋は途中でふたを開けることができませんので、この段階でできるだけアクを取り除いておきます。このまま茹でこぼし、牛スジを流水で洗います。
圧力鍋に牛スジ、薄切りにした生姜、長ねぎ、水500ml、塩小さじ1/2を入れ、ふたをして火にかけます。
ピンが上がったら弱火に落とし、15分間加圧、火を落としてからピンが下がるまで待ってから、ふたを開けました。
ここで牛スジの固さをチェックしてみると、十分食べられますが、コリコリした軟骨のような食感です。もう少しやわらかく仕上げたかったので、包丁で一口大に切り分けてから再び鍋に戻し、改めて10分間加圧しました。
これで満足のいく食感になり、牛スジの下茹でが完了です。
- 玉ねぎ
- くし切り
- ニンジン、ごぼう
- 乱切り
今回は「ダシダ」という牛肉だしの粉末調味料を使いました。韓国産のようです。普通にスーパーで購入できました。
牛スジを茹でた圧力鍋に切り分けた根菜と調味料★を加えます。ダシダの味加減が分からなかったので、とりあえず小さじ1としました。水も200mlほど追加しました。水分が少ないようですが、圧力鍋なら問題ありません。
野菜を煮るだけなので最後の加圧時間は5分だけです。
火を落としてピンが下がったらふたを開け、器によそったらできあがりです。
牛スジはプルプルで、かつ噛みしめるとねっとりとした食感があります。まさにコラーゲンのかたまりといった感じです。薄味に仕上げたので、牛スジ本来の深い味わいも感じられます。
箸で簡単に切り分けられるほどやわらかく煮えたニンジン、煮崩れる寸前の玉ねぎは、どちらも滋味豊かな甘みが特徴です。そして何といってもごぼうの香りも、根菜の煮物では欠かせないものだと思います。
残りは翌日に丼にしてみました。
長ねぎと七味を添えて、汁ごとご飯にかけていただきました。ちなみに、こういう食べ方を初めから想定するなら、味付けはもう少し濃いめがいいと思いました。
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