焼きそら豆とベーコンのパスタ
春先になると草木の芽吹きに合わせて、色々な野菜が出回り始める。その時の感覚で、調理したことのない野菜に手が伸びることもある。今回は、さや付きのそら豆を買ってあった。一週間以上前に買って、ビニール袋に入れたまま冷蔵庫に入れっぱなしだったものだ。大ぶりなさやに、初めての調理が面倒に思えた。
調べてみると、そら豆は茹でるだけではなく、さやのまま焼くこともできるという。そのまま焼くのであれば、ずいぶん簡単であろうと、今晩はパスタに入れてみた。
そら豆、ベーコン、ニンニク、唐辛子、サラダホウレン草、エビ入り和風サラダ。
そら豆はさやのまま、電気コンロで焼く15分間焼く。さやを外し、皮をむくと、食べられる豆の部分はそんなに多くはない。
パスタの手順はいつもの通り。オリーブオイルでニンニクと唐辛子、ベーコンをじっくり炒める。そら豆を入れて、パスタの茹で汁と塩胡椒でパスタソースの完成。固めに茹でたパスタをあえるだけ。簡単。
パルミジャーノレッジャーノではないが、チーズをたっぷり振り掛けてみた。これが良し。
「焼き」そら豆として味わうのであれば、そのまま食べる方がいいのかもしれない。やわらかいそら豆はかすかに苦みがあり、チーズやベーコンのコクとの相性も良かった。
大学生の時分に、体育会的飲み会で先輩から枝豆の食べ方を伝授されたことを思い出した。酒はいくらでも飲めるが、つまみはまず食べられない下級生が枝豆をどう扱えばいいか。
枝豆のさやの内側の透明な固い皮をむき、両端の筋を取る。残った薄くてやわらかいさやがターゲットだ。薄い塩味がついて、確かに食べられるのであった。
そら豆こそ、あの大ぶりなさやを食べることはできないものかと考えてしまう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません