日帰り出張でヘロヘロ、豚バラのトマト煮パスタでトロトロ
通勤ランナーにとって「喘いで全身汗まみれ」は「日常」であるが、「通勤電車」は「非日常」である。
15年間余の筋金入りであれば、通勤ラッシュにはまるで免疫がなくなっている。
かつて、片道2時間以上のすし詰め満員電車に揺られて平気だったことが感慨深い。私がひとり暮らしを始めて、通勤ランも始めた前の年、通勤経路の中央線が呪われたかのように事故続きで、家にたどり着いたら日付が替わっていたなんてことが何回かあった。当時は避けがたく、致し方のないことに思えた。
人間の適応能力「慣れ」の力は偉大だ。
通勤ラッシュに「慣れ」ていた私は、ある時期を境に、通勤ランに「慣れ」るようになった。いまでは満員電車に2時間揺られるよりも、通勤ランで 16km走る方が御しやすく「快適」である。
「慣れない」ことは疲れる。今日は日帰りの出張だった。
新幹線は快適だったのだが、この気温、むっとするような気候は何だ。
ランニングウェアなら、しぼれるほど汗をかいても平気なのだが、ワイシャツに汗は着心地が悪いなぁ。
早めに仕事を切り上げ、家にたどり着いたのは、いつもと変わらない時刻だった。じっとりとかいた汗をシャワーで流し、晩飯を作る。
豚バラブロック、ナス、バジル、タマネギ、トマト缶、ワイン、ニンニク、唐辛子、コンソメ
タマネギとニンニクすりおろし、ワイン 100ml、ローリエとバジルの茎に、豚バラ肉を大きめに切って 20分間漬ける。
圧力鍋にボールの中身を入れ、カットトマト缶、ナス、唐辛子、コンソメを入れて火にかける。
加圧 20分間、自然冷却後にフタを開ける。
ソースの一部をフライパンに移し、パスタと和える。皿に盛ってバジルをあしらえば完成。
このパスタは、香りが、魔術的なほどそそる。圧力鍋ゆえに香り成分の発散が最小に抑えられたのだろうか、香りでよだれが出るほど。
圧力鍋でしかなしえない豚バラ肉のトロトロさ加減も特筆すべき出来だ。
ヘロヘロで参って、トロトロで参った一日でした。
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