ゆるい休日、うるめ丸干しの炊き込みご飯
連休初日は、スッキリと晴れた心地よい一日だった。
冷たいコーヒーを飲みながらパソコンの前で寛いでいると、ベランダからボーボーと声がする。朝からホットカーペットの上で惰眠をむさぼっていたケインが素早く反応する。
来訪者は、ここら辺ではあまり見たことのないキジバトだった。一日に数回、睡蓮鉢に水を飲みに来るのはよく見かけるドバトだ。巣を作る場所でも探しているのかな。うちのベランダは勘弁してほしいけど。
お昼を過ぎた頃から日射しが差し込むようになった部屋は適度に暖かく、気づいたらケインと一緒に、始まりも終わりも曖昧な昼寝をしていた。
慌てて起きて、ランパンとランニングシャツに着替え、ヘルメットをかぶって、新しいロードレーサーを駆って土手沿いの道を走りに行った。
あの牧伸二が亡くなった橋の上で停車する。前回、ロードレーサーの試走でもここにやって来たのだ。その前の晩に事故があったというのは後から知った。橋のたもとでは、肩にカメラを担いだテレビ局のカメラマンらしき数人がいたのを思い出す。あのときは、ゴールデンウィークの人出でも撮りに来ているのだと思ったのだが、家に帰ってから google news を見て驚いた。
橋の欄干に立てかけるようにして献花がいくつかあった。
日曜日の夕方に家族みんなで観た笑点を思い出す。私の子供の頃は、朝のNHKニュースと、日曜日の笑点は「必ず」だったな。
夕食は、うるめ丸干しの炊き込みご飯を作ってみた。
参考にしたのはこちら、うるめいわしの干物で炊き込みご飯 by ビュリホ
うるめ丸干し、ぶなしめじ、生姜、キャベツ、シソ、鶏の照り焼き
米3合、うるめ丸干し、ぶなしめじ、醤油大さじ1、日本酒大さじ2、顆粒ダシ小さじ1を入れて、水加減をして炊飯する。
炊きあがったら混ぜておひつに入れていったん休ませ、シソの千切りを散らせて出来上がり。
総菜として買ってきた鶏の照り焼きは、温めて切り分け、千切りキャベツと一緒に皿に盛る。
ダシの出る具材を炊き込むのが「炊き込みご飯」の肝なら、うるめ丸干しの炊き込みご飯の美味しさも納得できるというものだ。
こういうご飯を毎日食べられれば、何があっても大丈夫だな。そんな気にさせる晩ご飯だった。
ディスカッション
コメント一覧
おはようございます。
いやいや…昨日のうるめのパスタと言い、今回のうるめの炊き込みご飯と言い!
これはうるめ丸干しの使い方新発見ですわ。
わたくしの場合は魚焼き用のグリルで焼いて、朝食の友か晩酌のアテにするくらいしか使い道がないと思ってましたから。
パスタに使われるのも驚いたのですが、炊き込みご飯とは!
まだまだ料理に対する冒険心が足りないということに改めて気付いた次第です。
ではでは。
検索したレシピ通りにやったので冒険ではありませんでしたが、思いのほか美味しかったです。一緒に炊き込んでダシをご飯に吸わせるというのは、炊き込みご飯の理にかなっているのですね。
炊き込みご飯は美味しいのですが、難点は残した場合に日持ちしないことです。翌日に残りを食べたのですが、おひつに入れてあった炊き込みご飯は酸っぱい香りが…。
今回は大丈夫でしたが、過去に悪くして捨てざるを得なくなったケースが何度かあります^^;美味しく、楽しみにしていたゆえに、ショックがでかいです。