【ANCHOR RL8】山中湖往復・真夏の道志みちを行く 215km
昨日は道志みちを走って山中湖へ行ってきた。
山中湖を一周して、往復で全行程 215km。7時前に出発して、17時過ぎに帰着した。道中、日射しは強烈で、後半は半ば脱水症状気味であった。
昨日の夜は大盛りカツカレーを食べたら、強烈な眠気で22時には布団に入った。
一夜明けて、脚全体が疲れてダルくはあるが、よく寝たので普段より気分はスッキリしているくらいだ。今日も猛烈な残暑だ。
気合いを入れて起床の目覚ましを4時30分にかけたのだが、二度寝してしまい起きたのは6時だった。走る前の栄養補給は時間がないのでパスタではなく、パンだった。途中、コンビニで調達したものを食べながら走ろう、と思ったのだが、結局おにぎり二つくらいと、持っていた補給食のジェルとゼリーくらいしか食べなかった。
道志みちを進んで行くとクルマの往来が減るという情報があったのだが、この日に限っていえば、山中湖方面にクルマはひっきりなしに追い越していった。道路は広くはないが、クルマはそれほどスピードを上げているわけではないので、走りづらいと感じることはなかった。
山中湖まで基本的にはゆるい登りが続くが、一部アップダウンがある。ピューと下るのは気持ちよいが、帰りに登ることを考えると、ちょっと鬱ではある。
積んできたボトルは 500ml が一本。きつめの登りをクリアすると、がぶがぶと飲まずにはいられない大汗をかく。プラスチックのボトルを握ってぬるくなった水を喉に流し込む。ボトルが軽くなると、天の助けの自販機が登場だ。周りに人家のないような道端にも自販機が置かれてい場所があった。
ボトルをミネラルウォーターで満たし、その場でコーラなどの炭酸飲料を一本飲む。炭酸の喉ごしが、この世のものと思えないほど素晴らしい。ツールドフランスを観ていて、走行中に選手が缶コーラ飲んでいるのを思い出した。ジャージのポケットに入るようなミニ缶だったが、私は 350mlくらい一気に飲んでしまうのである。走りながら飲んだり、食べたりできる、むしろ積極的にする必要がある、それがランニングと違うところだ。
身体が感じている苦痛は、やめろという警告なのだろうか。
そうだとしても何か手立てはないのか。脚の回し方とか、重心のかけ方とか、ハンドルを握る手の位置とか、呼吸の仕方とか、そして心の持ち方とか。
逡巡し、ためらいながらもペダルを踏み続ける。
先行サイクリストが二人、立ち止まっていた。脚にきて辛そうだった。
「こんにちは」と挨拶を交わして追い抜く。私も負けず劣らず脚にきていたが、停まるわけにも行かずハンドルを握りしめて踏み込む。
そこからカープをいくつか曲がると、思いがけずにトンネルが見えてきた。
そして登りはいつかは終わるのだ。
山中湖に近づくにつれて、年若い男女の歩行者がたくさん目に付くようになった。みんな部活なり、サークルで合宿に来ているのだろう。大学生というよりは高校生に見えるような、少年少女ばかりだ。この季節の風物詩なのだろう。
私が体験した合宿とはあまり似てないか。大学1年の夏合宿は、長野県の戸隠だった。忍者の里というだけあって、平坦な道のない場所で、毎朝のランニングコースは道を延々と下って、折返し登ってくるというものだった。走ることに慣れていなかった私は、10日あまりの合宿で右足首を痛めて、しばらくびっこだった記憶がある。最下級生の夏合宿は精神的にも追い詰められるところがあって、一番キツかったけど、今ではいい思い出だ。
湖畔近くのコンビニでおにぎりと飲み物の補給をとり、反時計回りで山中湖を周回する。一般道より湖面に近いところにサイクリングロードがあった。
サイクリングロードは山中湖を一周しているようだったが、一部、ロードレーサーの細いタイヤでは走りづらい荒れた路面があり、南側は主に一般道を走行した。渋滞している箇所があったが、道志みちに入れば大丈夫だ。さあ帰ろう。
湖畔の平坦な道を一周し、山伏トンネルへ短い登りがあったが汗はほとんど乾いていた。高度を下げるにつれて、ダウンヒルで受ける風の涼しさ以上に、日射しと照り返しによる暑さが強烈になってきた。
予想していた短いがなかなかこたえる登り返しに辟易しながらも橋本まで戻ってきた。
尾根幹のセブンイレブンに、最後の補給で立ち寄る。駐車場の隅に腰をおろし、おにぎりと「ガリガリ君」を喰らい、炭酸飲料を飲み干す。これで家までたどり着けると踏んだのだが、すでに脱水症状なりかけだったらしく、尾根幹を抜けたところで自販機で水 500ml と炭酸飲料をもう一度補給しなければならなかった。お腹はタプつき気味なのだが、いくら飲んでも喉の渇きがおさまらない。今後は注意しないといけないな。
家にたどり着いて、まず水500mlにプロテインと氷を溶かして飲む。酷使した筋肉の補充材だ。すぐにでもシャワーを浴びて汗やら埃やらを落としたいところだが、その前にすることがある。200km のロードを走った RL8 をきれいにするのだ。といってもフレーム他をしぼった濡れ雑巾で拭き上げ、チェーンをウェスで軽く拭くだけだが。
シャワーを浴びてさっぱりしたら、動くのが億劫だったが、買い物へ行った。
大盛りカツカレーやら、アイスやら、飲み物をたくさん取って、たくさん寝た。
いい一日だった。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません