新生姜と鶏皮の蕎麦、ランナー待望の秋が来る
朝は、高く澄んだ青空の下を、流した汗が風に吹かれる心地よさを感じながら走った。
夜は、おぼろ月が照らす舗道を、涼しげな夜気を切り裂いて走った。
いくらでも走れる。
そんな錯覚があった。
夏には夏の、冬には冬の走る楽しさがある。
しかし、このような錯覚を覚えるのは、暑い夏が終わり、涼しい風が吹き始めるこの時期だけなのだ。
扇風機がいらないくらい涼しい夜になり、久しぶりに温かい蕎麦が食べたかった。
といっても、今日も帰りが遅くなったので買い物ができず。
あるだけの乏しい材料で考える。
いつ冷凍したのか忘れた鶏皮、新生姜、万能ねぎ、キャベツ、蕎麦、顆粒だし、醤油、みりん
鶏皮は流水で解凍し、刻んでから茹でこぼす。
新生姜は千切り。
キャベツは生姜のみじん切りと一緒に塩もみ…にしたが、冷蔵庫から出すのを忘れて結局食卓に上らなかった。
ひとり自炊暮らしでは、ありがちなことではある。
水 600ml、鶏皮、新生姜を煮立たせて、顆粒だし小さじ2、醤油大さじ1、みりん大さじ1を加えて味を整える。
茹でた蕎麦に汁を注ぎ、万能ねぎ、七味唐辛子で出来上がり。
鶏皮は、捨ててしまうような材料だが、実は簡単に鶏の美味しさをプラスすることができる優れものだ。ラップに包んで冷凍しておけば、流水で簡単に戻して使うことができる。
新生姜は煮ることで辛みが和らぎ、ねぎの香りとも良く合った。
こってりした鶏皮と、さっぱりした新生姜の香りが、お互いを引き立て合う形となり、シンプルながら満足度は高かった。寒い季節であれば、片栗粉で薄いとろみを付けて熱々にしたら、とても身体が温まると思う。
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初めまして。こちらには初めてコメントさせていだだきます。
毎日お疲れ様です。
これから走りやすくなる気候になってくると思うので、ますます頑張ってくださいね。