鮭ハラミのニンニク醤油漬け焼き丼【ハラミ≠ハラス】
時折、思い出したように食べたくなるもののひとつに、鮭のハラスがある。マグロのトロ同様、魚の脂を堪能できる食材だ。
ただ焼いてみると、脂の乗りがわざわいしてか、水っぽくなってしまうことがあった。ものすごく美味しい時と、まったく期待外れな時の差が激しい印象があった。
一昨日の休日、美味しそうな鮭のハラミが1パック4切れ入って売っていたので買ってきた。
これまで、鮭の「ハラミ」と「ハラス」は同じものを指す言葉だと何となく思っていた。しかし改めて検索してみると、「ハラミ」はお腹全体の腹身を指し、「ハラス」というのはお腹の下の部分を言うのだそうだ。確かにハラスという名前で売られている切り身はおしなべて縦に細長い。今回買った「ハラミ」はお腹の切り身の形をしていた。
美味しそうで、参考にしたレシピがこちら。 鮭ハラス~にんにく醤油漬 by suikama
買ったその日に醤油とみりんにニンニク、唐辛子を入れて漬け込んだ。
冷蔵庫で丸一日おいて、フライパンで焼き、丼としてみた。
鮭ハラミのニンニク醤油漬け、白菜漬け、卵、ぶなしめじ、長ネギ
美しいサーモンピンクだった鮭ハラミを取り出してみると、漬かり過ぎた感をみなぎらせて黒光りしている。
油を薄くひいたフライパンで、焦がさないようにじっくり焼いていく。
寒いので、ぶなしめじを具にして味噌汁も作った。
その間にお湯を沸かして、温泉卵をひとつ作る。こちらの通りやったら、簡単にできた。
炊きたてご飯を丼によそい、焼いたハラミを並べ、真ん中に温泉卵、長ネギと一味唐辛子で出来上がり。
味は、見た目どおりに極めて強めだ。煮切らなかったので、みりんっぽさも残ってしまった。ニンニクの香りと唐辛子の辛み、サーモンの燻製を思わせる歯ごたえで、ご飯のおかずというよりは、酒のつまみに近いおもむきだった。
明らかに漬け過ぎであった。脂の多い「ハラス」であれば、ここまで醤油が差し込むことはなかったのではないか。レシピはちゃんと読みましょう。
真ん中にのせた温泉卵の黄身の甘みが、すべてをとりなしてくれたのは幸いだった。
今度は「ハラス」でリベンジじゃ。
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