【ANCHOR RL8】相模湖から甲武トンネル
週末ロングライド、今日は尾根幹から相模湖をまわり、甲武トンネルの峠を越えてあきる野、武蔵五日市というコースを走った。
甲武トンネルに通じる峠道は、交通量のほとんどない、静かな道だった。天気はあいにくの曇り空で、木立に囲まれた峠道は薄暗く、聞こえるのは、どこか浮き世離れしたヒグラシの鳴き声だけだ。日射しがない分気温が下がったが、峠を越えるのに尋常でない大汗をかくのはいつもと同じだった。
先週走った尾根幹経由の道順でまず相模湖を目指す。先週同じ道を走り、かつGPSのナビ付きにもかかわらず、橋本を過ぎたあたりでしばし迷走する。つねに自分が向かうべき方角を念頭に置いてペダルを漕がないと方向音痴は危ないのだ。
土曜日でも交通量の多い国道20号を離れ、甲武トンネルへ向かう道に入る。
道は徐々に斜度が上がり 一部10%を越えて、丸形の滑り止めの溝がある箇所があった。
登り一辺倒というわけではなく、下っての登りかえしもある。景色はあまり望めなかった。
クルマはほとんど通らない細い峠道を、何台かの大型ダンプが上がってきた。秋川沿いに採石場があるのだ。あそこに向かうのだろうか。
自転車で越える峠としては、そんなにキツくないと聞いていたのだが、大汗が吹き出る。汗が眼に入って染みるのでサングラスをあげて拭いながら漕ぐ。立ち漕ぎを織り交ぜて、回すより踏むペダリングで我慢する。
15時前に甲武トンネル到着。
登りのトンネルほどイヤなものはないが、幸い、こちらから走るとトンネルの中は下っていた。南秋川に合流して武蔵五日市まで長いダウンヒルとなる。
ダウンヒルの醍醐味は、スピードでもスリルでもなく、登りでめいっぱい上げた心拍が発した熱と汗を、切り裂く風で強烈に冷やしていく爽快感だと思った。少なくとも私の場合は、スリルより爽快感と登りからの開放感の方が強烈だった。
その後は昭島の実家に立ち寄る予定だったが、時間が遅かったのでそのまま多摩サイを走って帰ってきた。実家での補給がなかったので、ジャージに入れておいたゼリーとジェルの携行食、そして自販機のジュースでどうにか走りきった。
あーお腹が空いた。
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