多摩川夜釣りでセイゴとハゼを釣って、牡蠣と一緒にフライにしていただく
今回、多摩川の夜釣りに向かったのは、いつもより少し上流に行った場所です。
前回は河口部の夜釣りでハゼしか釣れなかったので、逆の中流部の方に足を伸ばしました。
天候は曇時々小雨、暑くもなく寒くもなく過ごしやすい陽気です。潮回りは、18時に満潮を迎える大潮です。
あらかじめ目星をつけていた場所には先行者がいたので、近くで竿を出せる場所を探します。
細い踏み跡の先に、少しだけ竿を出せそうなスペースがありました。川面までは階段状のスロープになっていて少し距離はありますが、どうにか竿立ても置けそうです。
藤村D調で「今日は、ここを釣り座とする」^^
ということで、明るいうちに用意を済ませます。
ここが汽水域かどうかはわかりませんが、餌はいつものアオイソメです。
試しに、のべ竿の脈釣りで足元を探ってみます。しかし何の反応もありませんでした。下流であれば、ちびハゼくらいの反応はあるのですが。
カヌーと読書
目の前の川面を複数のカヌーが、上流へ、下流へと何度か通り過ぎていきます。
大学生のサークルのような若者たちで、おしゃべりをしながら漕いでいて、とても楽しそうです。
むかし読んだ野田知佑さんのエッセイを思い出しました。
日本の河川でカヌーやカヤックがまだ認知されていなかった時代に、川下りをしていると岸辺の釣り人から石を投げられることがあったそうです。そういう輩に出会わすと、上陸して川に叩き込んでやったという話だったと記憶します。投石とか川に叩き込むとか、血の気の多い時代だったのですね。
本棚に残っていた野田知佑さんの著作です。
ずいぶんと久しぶりにパラパラとめくってみて、内容をなんとなく思い出し、すぐにページを閉じました。
とても良い本に巡り会ったとき、読み進むのがもったいなくてページを閉じるというのは、本を読む人のあるあるではないでしょうか。
ぶっ込み釣りは、待ちの釣りです。
竿先を見つめるのに飽きると、揺らめく対岸の街の灯や、空の雲や星を眺めて時間を過ごしていたのですが、次はこの本を持って行って読みたいと思います。
魚釣りの楽しみが、ひとつ増えました。
夜釣りでセイゴ
薄暗くなってきたので夜釣りモードに移行します。
ここまでアタリはなく、竿を上げても餌は無傷です。
日没を過ぎて、やっとアタリが出始めますが、単発で餌が囓られるだけで、のりません。アタリの数も多くはありませんでした。
15分おきの餌チェックで1匹のハゼがかかっていました。どうやらアオイソメを囓っているのはハゼのようです。この辺りにも、ハゼがいるのがわかりました。
20時過ぎに、それまでとは違った明確なアタリがあります。
合わせてあげると、まあまあの型のセイゴでした。
締めて、血抜きをしてクーラーボックスに入れます。
結局、この日の釣果はセイゴとハゼが、それぞれ1匹ずつでした。
謎の根掛かり?で同時に2本の鈎を失い、雨も降り出したので21時に終了です。
持ち帰ったセイゴとハゼです。
それぞれうろこと内臓を取り、セイゴはエラも取り除き、この日は時刻が遅かったので冷蔵庫に入れておきました。
翌日、買ってきた牡蠣と合わせてフライにしていただきます。
下処理をしたセイゴとハゼ、牡蠣、卵、キャベツ、パン粉、小麦粉、塩、胡椒、揚げ油
セイゴとハゼは頭を切り落としました。
最初にキャベツを千切りにしておきます。
セイゴを二枚におろします。
続けて三枚におろします。
腹骨まわりを切り落とし、包丁を使って皮を引きます。血合い骨は指に当たらなかったので、そのままです。
牡蠣は少量の小麦粉と水をまぶしてよく洗い、セイゴ、ハゼと一緒に塩と胡椒をします。
ボールに卵1個、水50ml、小麦粉40gを入れ、よく混ぜておきます。
卵液にくぐらせた牡蠣をパン粉にのせ、パン粉をかけ、軽く握ってパン粉をつけます。小さい牡蠣は二つ合わせてひとつにします。
セイゴは半身丸ごとパン粉をつけます。
ハゼにもパン粉をつけたら、20分ほどおいておきます。
180度の油で、牡蠣とハゼを4分ほど揚げます。
セイゴも180度の油で、ひっくり返しながら4分ほど揚げました。
千切りキャベツと一緒にお皿に盛り付けたらできあがりです。
セイゴのフライです。臭みはまったくなく、美味しい白身魚のフライになりました。
ハゼのフライです。中骨は取り除きませんでしたが、サクサクの衣との対比で、気になりませんでした。
カキフライはタルタルソースでもいただきました。
子供の頃から食べ慣れているからか、フライには断然ソースが美味しいと感じました。
セイゴもこれくらいの大きさだと、なかなか食べでがあります。
思い付いたのですが、セイゴをアジフライのように背開きにして揚げたら、とても大きなフライができて楽しそうです^^
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