【ANCHOR RL8】見晴らしの松姫峠(標高1240m)を行く・228km
昨日はお盆休みの締めくくりとして、山梨県の大月から小菅村を結ぶ松姫峠を走ってきた。小菅村は奥多摩湖の先に位置して、この前走った甲武トンネルから武蔵五日市へのコースを大幅に拡大したような形になる。全行程220kmを越え、なかなか走り甲斐のあるコースだった。
天気は最高、山深い峠道をゆっくり登っていくと、青空の下に広がる素晴らしい見晴らしがあった。峠は標高1000mを越えている。峠付近にあった電光掲示板には気温27度とあったが、登るときにかいた汗が冷たく感じられて気持ちよかった。
出発は7時前、いつももっと早く出たいと思うのだが、なんやかやでこの時間になってしまう。
今日は右手のグローブが行方不明になった。先週、山中湖から帰って洗濯をしたはずなのだが、 洗濯機から出てきたのは左手だけだった。玄関を入る以前にグローブを外した記憶はないので、この家のどこかにあるはずなのだが、とても不思議だ。
というわけでこの日は素手でハンドルを握った。グローブがなくても手のひらが痛くなるなんてことはなかったが、汗で濡れたブラケットが滑りやすく、やはりグローブは必須であることが分かった。
多摩サイを走って多摩川原橋のたもとを左折して尾根幹を進む。先週と同じ道順だ。
相模湖のところで国道20号に入る。
ときどき大型トラックが追い越していく国道20号は登りもあるが疲れるほどのことはない。
天気が良くていよいよ暑くなってきた。せっかく来たのだから、これでなくてはと歓迎気分でペダルを漕ぐ。
今日は先週の教訓を活かして、ツール缶の中身をサドルバックに移して、ボトルは2本体勢にした。500ml と 750ml 、これだけあるとだいぶ安心だ。
大月の手前で国道20号に別れを告げ、139号線に入る。
いよいよ松姫峠への入り口にたどり着いた。ここで今日、最初のコンビニ補給をとる。
ミネラルウォーター 1.5L、あんパン、ガリガリ君。
サイクリング中に食べるガリガリ君の美味しさに中毒気味である。この日は帰りにもう1本食べた。こういう暑い日のロングライドの後半は、ガリガリ君とコーラを楽しみに走っているようなものだ。
ここまでですでに 90km以上を走っている。いつも走っている昭島往復と同じくらいの距離だ。ここから標高をおよそ 900m上げて峠を越える。
時刻は11時。アイス食った。あんパン食った。ボトルに水を詰めて、さあ出発だ。
やがて小さなダムのほとりに出た。深城ダムというらしい。とても美しい場所だった。
1本目のボトルはだいぶ前に空になっている。
脚は重く、心拍数は高いままだが、風が冷たく感じられるのが救いだ。
ときおりクルマとバイクが行き来するが、ほとんどの時間はひとりでペダルを回していく。この状況は悪くない。
まだ峠を越えていないが、次は紅葉の季節に来ようと考えていた。
きっときれいだろうな。晩秋の澄んだ冷たい空気の中で登ったら、それはそれで気持ちいいだろうなと。
そして峠に到着した。
峠には小さな展望スペースがあったが、写真を一枚撮ってそのまま下って行く。後はダウンヒルで奥多摩湖まで、そこから先は何度も走った道だ。下り基調で距離を踏めばいい。
あっという間に小菅村まで降りてしまった。
自販機で水をボトルに補給して、コーラを飲んだ。
奥多摩湖畔を快調に走る。
この後、古里駅前のセブンイレブンに2度目のコンビニ補給で立ち寄る。ガリガリ君とおにぎりを食べてから、吉野街道、奥多摩街道と走り、多摩大橋で多摩サイに入った。
ここから先は毎週のように走っている道だ。しかし今日に限って予想外だったのは、二子玉川近辺で花火大会が行われたことだ。確かに朝サイクリングロード沿いに11時以降・自転車通行止めのような看板を見た記憶がある。
仕方がないので車道を走ったのだが、これがなかなかキツかった。土手の斜面に沿って走る車道に路肩はほとんどなく、しかも白線には凸凹の細工がしてあって、とてもまともに走れん。
17時過ぎには家にたどり着いた。自転車をきれいにして、シャワーを浴びた。
とても疲れたな。山中湖往復より疲れたかも。
でも如何にも峠らしい、良い道だったな。
よし、次は秋だ。
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