
ふつうのゴーヤチャンプル
沖縄の青い海に向かって「ゴーヤ!」と叫べば、
「チャンプル!」と返ってくるくる、
そんな情景が思い浮かぶほど、「ゴーヤチャンプル」はみんなに親しまれている夏の定番のメニューです。

今回は、その基本に立ち返り、シンプルな材料と味付けの「お手本レシピ」でつくってみました。
ゴーヤ | 1本(240g) |
豚ロース(生姜焼き用) | 180g |
木綿豆腐 | 1丁 |
卵 | 1個 |
醤油 | 小さじ2 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 少々 |
サラダ油 | 適量 |


ゴーヤは縦に割ってから、スプーンを使って種とワタを取り除き、3mmほどの厚さに切ります。
豚肉は2cm幅に切り、軽く塩と胡椒をもみ込みます。
木綿豆腐は両手で挟んで崩れない程度に力をこめて水分を出し、キッチンペーパーで拭いてから、大きくちぎります。
卵は容器に溶きほぐしておきます。

フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱して、豆腐を並べ入れます。

塩少々を振り、焼き色がつくまで強火で炒めたら、取り出しておきます。

きれいにしたフライパンにサラダ油大さじ1を熱して、次はゴーヤを炒めます。

塩小さじ1/2をふり、3分ほどかけてゴーヤが少ししんなりとしてくるまで炒めたら、これもまた取り出しておきます。

最後に豚肉を炒めます。フライパンにサラダ油大さじ1/2ほどを足し、豚肉を並べて入れます。


豚肉の色が変わるまで炒めたら、取り出しておいた豆腐とゴーヤを戻します。

醤油を鍋肌から回し入れ、全体になじんだら、最後に溶き卵を回し入れます。

全体を大きく混ぜて卵が固まったら火を落とします。お皿に移してできあがりです。




使った調味料は、下ごしらえの塩と胡椒、そして最後に加えた醤油だけですが、それだけで見事に味が決まっています。
長年親しまれてきたレシピには、それなりの理由があるのがよくわかります。
今回は、NHK『きょうのみんなの料理 ゴーヤチャンプル』土井善晴さんのレシピを参考につくりました。
テキトー自炊飯でもたまには、ちゃんとしたお手本どおりに、ちゃんとつくるのは大切だと再認識しました。
📖📚📖
そしてちょっと意外だったのが、炒めた豆腐のおいしさです。
これまでに豆腐を炒めたことはほとんどありません。
慣れないこともあり、フライパンに少し焦げ付いてしまいましたが、そのお焦げが香ばしくてとてもおいしいのです。
ゴーヤと豚肉を炒めて食べ合わせたときに、それぞれが主張して生じる小さな違和感を、いい感じにまとめ上げる役割を果たしていると思います。
そして卵も同じような役割を果たしているのでしょう。
参考レシピでは、卵は倍の2個を使っています。今回は卵は1個しか使っていませんが、その代わりに豚肉が少し多めになっています。

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