春菊のジェノベーゼ【今夜ならではのアレ的配色で terrible】
このブログを始めて、自炊する料理のレバートリーは確実に増えている。
これまでは、一定の期間をおいて、お気に入りのメニューを繰り返し作っていれば、それで満足であった。日常として回っているサイクルをブラッシュアップすることはあれど、あたらな要素を積極的に取り込むことはほとんどなかった。
それがこの頃では、新たなメニューにトライする機会が増えた。それは間違いなく良いことなのだろうけれど、試行には錯誤がつきものだというのは避けることのできない事実なのであった。
今日の試行あるいはネタ:『今夜ならではのアレ的配色に挑戦』
『赤」はトマトとパプリカで、『緑』は春菊で表現してみようと考えてみた。サラダではなく、パスタの話である。
春菊は茎の部分を取り除いて使用、細かく切る。にんにく1片はスライス。松の実 30g。
春菊のジェノバソースを作るのに、棚の奥からミルサーを引っ張り出した。もとは自家製梅干しの赤紫蘇から、ゆかりを作るために購入した調理器具である。以前はドレッシングを作るのにも使っていたのだが、この頃は出番がなかった。
細かく切った春菊の葉、松の実、にんにくスライス、チーズ、オリーブオイル大さじ2、塩、胡椒を容器いっぱいまで詰める。刃の付いたフタをしてミルサー本体に装着。スイッチオン!
しかし、ミルサーの刃は 1cmくらいしか飛び出していない。容器いっぱいに葉っぱが詰まっているような状態だと、内容物が刃に当たることはなく、まるで思ったように機能しない。しかし方策はある。ミルサーのモーターを回したまま、両手でホールドして、上下に激しくシェイク!シェイク!
できたソースをボールに移して、味見をして塩、胡椒を追加する。この時点で気づいてしかるべきだったのだ。このソースの力強さを。
「ソースが多めなのはいいことだと思っていた、少なすぎるよりかはね。80gのパスタより、200gのパスタの方が美味いもんだと信じていた。でもさ、冷静になって考えたら、食べなくちゃならないのが 300gのパスタだとしたら、まず間違いなく美味くないだろうね。俺もまだ青かったんだね。このジェノバソース以上にね。ふっ」
『赤』は電気コンロで焼くだけである。最後にチーズをのせる。
で盛り付けて完成!「名状しがたきパスタ(見た目も味も)」
あまりにも春菊ジェノバソースが強すぎた、というよりはソースの量が多すぎた。この1/4くらいがが適正だったのではないか。焼きトマトともミスマッチ。
terrible度合でいったら、いつかの「鳥のそぼろ丼」に匹敵するか、あるいは凌駕しているというおそろしさ。そういえば、あのときも「味が濃すぎる(塩気)」というミスだった。
調理過程の味見の重要性を再確認できて良かった!としておこう。
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