ゴーヤ・キングのアルテメット炒め【薄くなど切らない、塩もみなどしない】
ベランダで栽培している緑のカーテンから、今年最大のゴーヤが採れた。
今を逃すと、こんなふうに黄色く熟れてしまいそうだ。
今晩は、このゴーヤ・キングを調理しよう。キングに敬意を表し、無駄な小細工はせず、シンプルに直球勝負でいく。
合わせて炒めるのは彩りとしてのパプリカを半個分のみ。いつもの塩豚でラードをとり、ニンニクと生姜にオイスターソースと醤油の味付けで、唐辛子をきかせるという、究極の決め技を繰り出す。
ゴーヤ・キング、塩豚、パプリカ、ニンニク、生姜、唐辛子、トマト、レタス、オイスターソース、醤油、片栗粉
調理のポイント:ゴーヤは薄くではなく厚めに切ること、塩もみなどしないこと、キングにふさわしい扱いをすること
中華鍋で塩豚をじっくり炒めてラードがたまったらニンニク、生姜、唐辛子を入れる。間髪入れずに、キングが降臨。
キングを引き立てるパプリカを投入して鍋を振る。あらかた炒めたところで、オイスターソース、醤油、水、各大さじ1の合わせ調味料を入れる。
炒め物における予定調和の護符・水溶き片栗粉を回し入れて、ゴーヤ・キングのアルテメット炒め出来上がり。
苦み、青っぽさ、歯ごたえ、どれをとっても、これぞまさしくゴーヤだ。
塩豚、オイスターソース、唐辛子の濃いめの味付けがゴーヤを引き立てる。白いご飯を口に運ぶ箸が止まらない。
半分ほど食べ進んだところで、残りを皿の端に寄せて…。
子供のころなら親に行儀が悪いと怒られたかもしれないが、炒めて出た汁や油を吸ったご飯の美味しさといったら!
キング、ありがとう。今日も僕は満腹です。
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